05.Gather
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ここにきて初めての日曜日。
和恵「……何このゴールドの携帯」
朝一番にリビングに来た和恵。
和恵「趣味悪~」
携帯を開くと手渡した人物の正体がわかった。
和恵「跡部……待ち受け自分の顔って……」
静かに携帯をテーブルに戻した。
奈央「お、和恵おはよー…」
少し眠そうにリビングにやってきた奈央。
和恵「………。」
「うちが……おらんくなっても、きっと気付かんだろーね……」
「やっぱりここにいたけぇ!」
和恵「ぷっ…」
奈央「うえ!?どうしたんじゃあ?急に笑って……」
和恵「……あ、みてこの携帯!ウケる~」
奈央「携帯…?……あー!跡部じゃな!?なんで…」
恵利華「おはよう。あ、その携帯、私が預かってるの」
奈央「はぁ!?何で!?」
恵利華「……部屋の電話繋がらないからって」
奈央/和恵「「…あ」」
真由美「恵利華ー、携帯鳴ってるよ~?」
恵利華「あ、本当。ほら!2人共早く準備してっ」
真由美「え!?まだ準備してなかったの!」
和恵「うっせぇ!天パ」
真由美「もう~」
奈央「恵利華!もう悪戯しないけぇ、その携帯跡部に返せ!」
恵利華「どうして?」
奈央「どうしてって……」
真由美「奈央、ほら準備準備っ」
奈央「あー…恵利華〜…!」
恵利華「……?跡部くん?こっちはもう出れるから」
『ピッ』という携帯を切る音と共に玄関に向かう恵利華。
跡部の車が見えた。
【跡部財閥建設デパート前】
真由美「やっぱり跡部財閥なんだね…」
忍足「ここなら、思う存分買えるやろ」
和恵「ゲームも!?いやっほぉい!」
忍足「(なんかちゃうねんけどな…)」
向日「俺も欲しい」
跡部「なんで俺様がお前の分も買わなくちゃなんねぇんだよ」
向日「くっ…クソクソ!いいじゃんか、別に!」
忍足「岳人、わがままゆうたらあかんやろ?」
向日「なんだよー、侑士も本物の眼鏡欲しくないのかよ!」
忍足「別に要らんわ。俺の伊達眼鏡やしな」
忍足の言葉にもういいと向日。
奈央「まぁまぁ向日!それよりっ」
ビシッと跡部を指差した奈央。
奈央「恵利華に適当な服着せてみろ、ウチが許さんけぇ!」
跡部「!……恵利華、俺様がお前に似合う服を選んでやるぜ」
恵利華「わぁ、嬉しい!ねぇ、ピヨも一緒に買い物行こっ?」
日吉「チッ……わかりましたよ」
スタスタと歩く3人に樺地も着いて行く。
奈央「ふぅ…決まった!……って、財布の跡部がいないけぇ!?あーとーべぇええ」
タタタと跡部の後ろを追う奈央。
宍戸「あいつ……」
和恵「奈央追わなくていいの~?てか奈央、宍戸誘っといて……」
宍戸「ったく。仕方ねーから、俺は奈央を追うぜ。長太郎、悪ぃな付き合えなくてよ」
鳳「いえ、テニスショップならいつでもいけますよ」
約束をしていた様子の2人。
宍戸はそう言うと、ダッシュで奈央を追った。
真由美「テニスショップ…?」
和恵「真由美……目がウザいくらい輝いてるし」
真由美「私、テニスショップに行ってくるね!」
タタタと立ち去ろうとすると、いつの間にか手首を握られている事に気づいた。
忍足「俺も行くわ。前にお嬢さんにラケット貸してから、ガットが緩なってなぁ」