39.合同合宿15~さらば合同合宿
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平古場「和恵にはじゅんに世話になったさー」
比嘉中一同は和恵を取り囲んでいた。
和恵「ううん。それより木手どうしたの?」
珍しく花が飛び交っている木手。
甲斐「さっきからあの調子なんさー」
平古場「どうやら恵利華ってやつのlineIDをゲットしたみたいやっさー」
和恵「なるほどね」
平古場「和恵も俺にline教えてよ」
和恵「あ、うん!沖縄行くとき連絡するね」
甲斐「和恵、沖縄に来るんばー?」
和恵「え、だって別荘あるし。」
平古場「やー…しんけんお金持ちだばーよ」
和恵「(しんけん?)泊めてやってもいーよ!」
甲斐「いや、俺達普通に家あるし…」
和恵「庭でテニス出来たり、プールにスライダーついてるけ「「行く!!!!」」あ、そう…」
平古場「あ、ゆーじろう、彩香ってやつはいーんだばーよ?」
和恵「ね、連絡とかしてるの?」
甲斐「一応、今日帰るって言ったら迎えに行くって…」
和恵「え!来てんの!?」
平古場「ラブラブだなー」
甲斐は照れて下を向いた。
和恵「(そうか、彩香来てるんだ)」
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「おい」
奈央「…ん?」
口にクリームやらチョコがついてる奈央がフォークを片手に振り返った。
亜久津「どこからツッコめばいいんだ?」
たじろぐ亜久津に奈央は微笑んだ。
奈央「仁ってモンブラン好きじゃけーね」
お皿に乗っているモンブランを否定できない亜久津。
奈央「それより何か用じゃった?」
顔がこわばる亜久津を奈央は心配そうに除きこんだ。
亜久津「……夏休み…暇だったら、俺に付き合え」
奈央「え、暇って…?」
少し考える奈央
亜久津「暇な時くらいあるだろーが」
奈央「あ…うん、そりゃあると思うけど…?」
他の3人は部活が休みの日は案外暇かもしれない。
しかしクラスでも絶大な人気を誇る奈央の予定はびっしりと埋まっていた。
それを伝える手段がない奈央は首をかしげた。
亜久津「携帯の番号を教えろ。今度かけるから、逃げんじゃねーぞ」
奈央「(ははっ、まるで喧嘩売られてるみたいじゃな)」
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跡部「恵利華、出掛ける約束忘れちゃいねーだろーな?」
目の前には恵利華の大好きなローズヒップピーチティーやマカロン、チョコケーキが並べられていた。
恵利華「え、えぇ。」
勢いで出掛ける約束をした事を、恵利華はしっかり覚えていた。
跡部「日時は追って連絡する。どこに行きたいか考えておけ」
恵利華「……」
なんだか機嫌の悪い跡部に、恵利華は黙って頷いた。
「あのさ、ちょっといい?」
恵利華「越前くん」
タイミングを見計らって越前が話しかけた。
恵利華にとっては救いの船だった。
越前「あんたとまた試合がしたい。」
恵利華「私と?」
マカロンを口に含み不思議そうに越前をみた。
越前「次は負けないから」
真剣な表情の越前
恵利華「わかったわ。」
そして跡部が戻ってくるとややこしいからと早々に去っていった。
恵利華「……」
ローズヒップピーチティーを口に含むと背後に気配がした。
樺地「おかわりも…あります」
恵利華「ありがとう、樺地くん。あ!侑ちゃん」
忍足「なんや?」
忍足が振り向くと同時に恵利華は指を指した。
恵利華「お願いね」
忍足「…………」