39.合同合宿15~さらば合同合宿
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
芥川「あーお腹空いたC~」
鳳「大丈夫でしょうか、丸井さんとジャッカルさん…」
芥川「昼御飯抜きは可哀想…。ねー和恵ちゃん」
和恵「あ…うん」
試合を終えた和恵達。
真由美「侑士くん試合お疲れ様」
忍足「なんとか勝ったわ」
真由美「あのペアに勝つなんて凄いね」
はい、と魚を手渡した。
忍足「(せやけど、2人が互いに打ち合わん事に気付いてなかったら、勝てたかわからんな)」
忍足はそこを読んでいた。
真由美「ゆ、侑士くん、合宿から帰ったら…」「真由美ー!」
思わず魚を落としそうになった真由美
そこには滝のように汗を流す2人の姿。
向日「戻ったらいねーし、自分だけ何食べてるんだよ!」
日吉「まさか俺たちの事、忘れてたんじゃ…」
そんな事ないと慌てて魚を渡す辺り少し怪しいと睨む日吉。
忍足「天ちゃん、宿題終わっとるか?」
真由美「もちろん!」
和恵「宿題!?」
なぜか少し遠くにいた和恵が振り返った。
当然真由美はほぼ全ての宿題を終わらせていた。
忍足「ほな、練習できるな」
真由美「侑士くん…」
言おうとしていた事が伝わり感動していた。
大石「手塚!こんな所にまで俺のルアーを持ってきてくれたのかい!」
手塚「あぁ、釣ったのは恵利華だが…」
その言葉に思わず恵利華の手を握る大石
大石「感動だよ!ありがとう!恵利華ちゃんっ」
恵利華「……えぇ」
跡部「テメェ、どさくさに紛れて何してやがる」
我に返った大石が手を見つめていた。
まるで芸能人と握手したかのように勝ち誇った笑顔に羨ましそうにみる一同。
跡部「そろそろ帰る準備を始めろよ」
和恵「恵利華、ちょっと~」
恵利華「?」
和恵「真田、足止めしといて!あとできれば幸村も!」
恵利華「え……」
平古場「おーい、奈央」
ロッジの前で荷物をまとめている奈央に声をかけた平古場。
どうやら和恵を探しているようだった。
奈央「そういやいないな…? 」
真由美「これ、和恵の荷物だよね?」
すでに荷物はまとめられており、いつでも出発はできそうだった。
真由美「和恵、魚食べるとき居なかったような…?」
奈央「何やっとるんじゃ」
和恵の荷物は人より多い。
真由美「運べるかな…?」
心配そうに和恵の荷物を確認する。
その時、他の人より明らかに荷物の少ない亜久津が通りかかった。
奈央「仁一!手伝って~!」
亜久津「ああ!?」
真由美はビクビクしながら2人をみている。
奈央「荷物運びを手伝って欲しいんじゃ」
亜久津「なんで俺がそんな事しなきゃなんねぇんだ!」
真由美「わわわたし運…」
言いかけた真由美の肩に手を置く奈央。
奈央「重いもの持つのは苦手?」
亜久津「んなわけねーだろ」
奈央「ウチ、苦手なんじゃ」
亜久津「チッ……何を運ぶんだ」
真由美「…………。」
和恵の荷物をポイポイ亜久津に渡す奈央に真由美は感心しきっていた。
平古場「小悪魔だばぁ」
真由美「ですよね」
奈央「え、これ和恵のマネだよ」
「「え?」」
和恵が小悪魔と呼ばれる所以はここにあった。
真由美「(きっと本人は無自覚だな)あれ、恵利華は?」
その時、樺地が恵利華の荷物を運んでいく。
樺地「恵利華さんは足止め…です」
真由美「あ、足止め……?」
その頃、恵利華は…