39.合同合宿15~さらば合同合宿
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恵利華「わぁ、景吾くん凄いね」
どんどん釣り上げる跡部に感心していた。
恵利華の言葉に跡部は得意げだ。
幸村「なにかコツでもあるのかい?」
跡部「一朝一夕では身に付かねぇが…魚の気持ちになることだな」
幸村「魚の気持ち?」
恵利華「難しいね」
跡部「恵利華、竿上げてみろ」
跡部の言葉に竿を上げると餌がなくなっていた。
恵利華「………」
またあの餌をつけないといけないのかと恵利華は落胆した。
「餌が苦手ならルアー釣りはどうだ?」
恵利華「あ、手塚くん!」
遅くなってすまないと手塚がやってきた。
跡部「ルアーなんて持ってきていたのかよ」
手塚「あぁ、趣味だからな」
幸村「みせてくれないか?」
ルアーケースを開くと魚に混じり目立つそれ
恵利華「わぁ、可愛いのもある……ね」
跡部「なんだこのルアーは」
幸村「珍しい形だね」
手塚「大石にもらったのだが…」
跡部「あぁ、顔に描いてあるぜ」
そう、バッチリ大石の似顔絵が描いてあった。
手塚「………。」
眼鏡をかけ直す手塚
恵利華「ねぇ、私このルアー使ってみてもいいかな?」
そう言って恵利華が指差したのは大石のルアーだった。
手塚「いいも何も…」
跡部「こんなんで魚が釣れるかよ」
恵利華「いーの!」
こうなったら恵利華はひかない。
手塚が大石のルアーをつけてくれた。
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跡部「これだけ釣れりゃー上等じゃねーの」
跡部と手塚はバケツに山のように魚を釣り上げていた。
幸村「やっとコツがわかってきたよ」
幸村も何とか半分くらいは釣れたようだった。
手塚「そろそろ戻…」
恵利華「………」
手塚「………」
言いかけて手塚は止めた。
恵利華は真剣に海をみていた。
その時微かに竿が揺れた。
跡部「恵利華、ひいてるぜ」
恵利華「え?」
次の瞬間、大きく竿が引っ張り恵利華を海へと引きずっていく。
跡部/幸村「「恵利華!」」
2人が恵利華の体を支えた。
恵利華「重い…!」
跡部「サメでも釣れんじゃねーか」
幸村「このままじゃ引きずられるよ!」
3人掛かりでも上がらないどころか海に引きずられていく。
手塚「恵利華、釣竿をラケットだと思うんだ!」
恵利華「!」
手塚の言葉に恵利華は釣竿を握り締め、思いっきりスウィングをした。
吹っ飛ぶ跡部と幸村
跡部「おい、恵利華…」
幸村「………」
恵利華「ご、ごめんね2人とも…」
手塚「こ、これは…」
跡部「マグロ…だと!?」
まさかの巨大マグロに4人は言葉を失った。