39.合同合宿15~さらば合同合宿
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榊「では試合を始める」
「「お願いしまーす」」
丸井「………。」
彼は明らかに機嫌が悪かった。
和恵「オッシー、心を閉ざす前にうちには開けよ!うち、人の心を読む能力なんてないから!あの本、読み終えてないから!」
忍足「いや、和恵ちゃんの話全体的にようわからんのやけど…」
和恵は春に買った黒魔術の本を読み終えていない事を話しているのだが、忍足はその本を買った事すら知らない。
そして心も閉ざしていない。
和恵「とぼけるな!心を閉ざすあれだよあれ!」
忍足「いや、あれって言われてもやな…」
こんな調子でダブルスは大丈夫かいなとふと心配に思っていた。
一方…
丸井「あー!イライラするぜ」
いつもの3倍近く糖分をとるブン太にジャッカルも忍足と同じ事を思っていた。
桑原「(わかるぜ、忍足!!)」
榊「………。」
忍足「(なんやごっつギャラリー多いやん。榊監督も急に審判やるって言うし…)」
ギャラリーの多さが気にかかる。
それもそのはず相方は3歩歩けばスカウト陣に取り囲まれる和恵。
そして相手は王者立海
忍足「(奈央ちゃんの周りもえらいことなってるやん……)」
芥川「丸井くーん!和恵ちゃーん!」
忍足「(むしろ純粋に応援してんのはジローだけやな)」
そして試合が始まった。
宍戸「やっぱ女にあの特訓に付き合ってもらったのが悪かったよな。ホントに奈央悪ぃ」
乾「ホントにな」
柳「あぁ、奈央が可哀想な確率99%」
乾「俺が心配した確率100%」
宍戸「………」
一声に捲し立てられて居心地が悪そうな宍戸。
それもそのはず、観月やら千石、しまいには木手や亜久津まで参戦していた。
奈央「ウチが決めた事じゃから。それに…」
氷帝には強くなって欲しいしと言いかけてやめた。
…が宍戸と鳳にはその思いが伝わっていた。
鳳「(奈央さんは今もこうしてデータをとってくれて…)」
奈央はブツブツ言いながらノートに何かを書いていた。
鳳「奈央さん、そんな熱心に……ぶっ」
奈央「?」
鳳が思わず吹き出したそのノートには
奈央「行ってよし!」
なぜか榊監督の顔が描かれていた。
奈央「真由美が描き忘れている確立83%」
鳳「え?」
亜久津「真由美って誰だ?」
ピクッとジャッカルが反応した。
奈央「アイツ、耳も4つあるんじゃ…」
宍戸「ねーよ」
思わず宍戸がツッコミを入れた。
奈央「亮、悪いと思うなら…」
宍戸「?」
ノートをペラペラと捲る奈央
奈央「ウチにビリヤード教えんちゃい」
宍戸「そんな事でいいのかよ?」
奈央「ウチやってみたかったんじゃ」
乾「俺も」
柳「実は俺もなんだ」
鳳「2人とも…」
デートの約束をする2人に居た堪れなくなり、会話に混じるデータマン達
真田は不思議そうにみていた。
切原「(あの柳さんが必死っスね)」
仁王「しばらく会えんからのう」
切原「………。」
奈央「ダーメじゃ!ウチは亮と行くんじゃ!」
宍戸「………(そういや前もこんな事あったな、試験勉強の時に)」