千石「今日で合宿も終わりかぁ～。和恵ちゃんはどこかな～？」


南「いくらお前でも、あの4人は難しいんじゃないか？」


東方「そういう南だって恵利華ちゃん可愛いって言ってただろ。」


南「跡部があんなにベッタリしてるんじゃ近付けねーだろ」


千石「亜久津はラッキーだよね。奈央ちゃんから近付いてくれるなんてさ～」


亜久津「あぁ！？」


奈央「亜久津ー！」


亜久津「げっ！？て、テメェ、どっから湧いて出た」


奈央「え…ウチ、虫じゃないんじゃけど…」


南「（いいな亜久津…）」


東方「（あいつ派手だからな…）」


千石「奈央ちゃ～ん！キミ亜久津の事どう思ってるの？」


凄い勢いで振り返った亜久津


奈央「んー…」


南「（確かに誰がみても…）」

東方「（亜久津が奈央ちゃんを気にしてるのは間違いないからな）」


亜久津「………」


生唾を飲む音が聞こえる


奈央「あっ！」


掌を合わせて何か思い付いた。


奈央「っ「奈央ー！」」


向日「そろそろ集合だ…」


なんだよこの殺意満載な視線はよ…


奈央「お、ダブルスじゃね！亮達の応援しないとねっ」


向日「俺と侑士も応援しろよー」


奈央「もちろん！」


向日と集合場所に向かう2人の後ろ姿をただみつめる山吹メンバー


南/東方「（き、気になる…！）」


千石「残念だったね～亜久津」


亜久津「てめ、余計なことするな！」



奈央「あ、岳人、真由美が探してたけぇ」


向日「真由美が？」

　


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竜崎「では午前は昨日言った通り、ダブルスの試合を行う。そして2時には船に乗り込んで帰宅するから、各自荷物をまとめておいてくれ」


「「はいっ！」」


榊「組み合わせは掲示してあるので遅れないように！試合がない者も審判を振り分けてるから注意しろ」


奈央「（えーっと亮達の試合はっと…）」


竜崎「試合をみるのも勉強だ。フラフラするんじゃないよ」


「「はいっ！」」



真由美「（っと…侑士くんの試合は……）」


和恵「（試合ないと暇だなー…）」


榊「ではいってよし！」







恵利華「あ、プロテイン…」


真田「！」


恵利華「真田くん、今から試合？」


真田「い、いや…」


辺りをうろついていたらプロテインを飲む真田を発見して、隣に腰を下ろした。


真田「この前はす、すまなかったな」



恵利華「お互い様だよ。あ、私もプロテイン飲んだ方がいいかな？」


真田「上質なたんぱく質だからな、肉だと脂質も増えるからプロテインはオススメだ」


恵利華「脂質…」


真田「あ…いや、その…恵利華に脂肪が多いなどということでは…！」


恵利華「………ぷっ」


真田「………」


深く帽子をかぶり直す真田だった。




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真由美「あ、向日くんいた！」


タタタと真由美が向日のもとにやってきた。