奈央「とりゃぁああ！！」


『バシッ』


葵「うわぁ！？」


天根「奈央さん元気っスね」


奈央「ウチと亮のペアが負けるわけなーい！」


暗闇の海に奈央の雄叫びが響いた。


宍戸「こんな暗いのに良く見えるな」


奈央「見えてないけど？」


宍戸「……は？」


黒羽「（見えてないのに…か）サエ、いっちゃん」

佐伯「わかった」

樹「任せてなのね～」


『パチン』とバトンタッチをした2人。


宍戸「奈央、見えねぇのになんでとれるんだよ」


奈央「女の勘じゃ！」


宍戸「はぁ！？」


佐伯「勘が俺達に通じるかな？」


奈央「なにをー！勝負じゃ！」


宍戸「（負けず嫌い…）」






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丸井「旨ー！マンゴスチン最高だなぁ、和恵」


和恵「うん！」


マンゴスチンってこんなに美味しかったんだと和恵。


丸井「もしかすると、和恵と一緒に食べてるからかもなー」


和恵「うぇ！？」


からかわないでよと和恵


丸井「いや、わりとマジなんだけど」


和恵「っ、」


丸井「練習抜け出してきて正解だった」


和恵「練習抜け出した～！？」


立海の練習が厳しい事はわかってる。もちろん…


和恵「真田にぶっとばされるよ？」


真田の厳しさも知っていた。


丸井「あー、真田はいち早くノルマこなして温泉に行ったから」


和恵「あ、それなら……」


何かを思い出した和恵


和恵「ブ、ブン太、うち大変な事が脳裏に浮かんだから一度戻る…」


丸井「？」



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真田「すすすすまん！」


物凄い勢いで謝る真田
お湯が波打った。


恵利華「（今は上がれないわね…）真田くんは練習してたの？」


真田「そ、そうだ」



目を反らし、珍しく頬を赤く染める真田。
帽子があれば深くかぶり直していたであろう。
じーっと真田をみる恵利華


恵利華「凄い筋肉ね」


真田「なっ！？」


恵利華「ふふ、少し濁ってるから平気よ」


真田「そ、そうか。……ところで恵利華」


勢いよく恵利華の方をみるが一瞬にして飛び上がった。


恵利華「ん？」


真田「っ！？」


いくら濁っているとはいえ、バッチリ谷間が見えていた。


真田「（落ち着け…落ち着くんだ…）」


体温は高まり、心臓は煩いくらいに動いている。



『30分後に戻る』


恵利華「（うーん…）」