37.合同合宿13~最後の夜
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和恵「……なんで?」
森の奥深くに佇む和恵。
目の前にいる人物を不思議そうにみる。
和恵「………。」
氷帝メンバーも巻いたのに、なんで…
和恵「ブン太」
丸井「俺は和恵を追ってきたんじゃないぜ?」
和恵「じゃあ…なんで?」
丸井「探索って言ったろ?もう一度アレ食べに来ると思って…」
そう言って指差したのは木の上
同じ場所にいた2人。
和恵「うん、だって…」
「「マンゴスチンはここでしか食べれないしな/ね」」
パチンと言う手のひらを合わせる音が響いた。
和恵「さてと…」
丸井「ちょい待ち」
腕捲りをする和恵に肩をつかむ丸井
丸井「和恵、上る気だろぃ?」
和恵「え…じゃあ?」
結構高さあるよー?と和恵
丸井「(どうやったらその高さを上るって発想になるんだよ)」
テニスラケットとボールを取り出す丸井
和恵「木の葉や枝もあるし…」
確かに結構な高さでコントロールは難しい。
丸井はラケットの面でボールを弾いた。
丸井「ほっ!」
和恵「………。」
ポンっと言う音と共に、空高く舞い上がっていったボール
和恵「……あ」
掌にはマンゴスチン
丸井「どのみち2つとって和恵に届けるつもりだったんだけどよ」
和恵「ブン太…」
丸井「こう暗くなっては和恵の目も必要だな」
そう言って笑うブン太に、照れているのか先を急ぐ和恵
丸井「和恵?」
和恵「もう少し高いとこにあるけど…」
丸井「……?」
和恵「コ、コントロールが難しかったら真田か恵利華呼んでくるけど……」
丸井「…絶対にとる」
和恵「(はは!負けず嫌い)」
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真由美「はぁ…はぁっ…」
木手「随分荒療治ですね」
真由美「…………」
額の汗を拭う真由美。
暗闇で木手の眼鏡が光った。
木手「なぜ貴女が私の異名を知っていて……」
真由美「!」
音もなく真由美に近付く木手
木手「『縮地法』を知っている?」
一呼吸をおいて真由美が答えた。
真由美「歩き方…かな」
木手「………!」
真由美「貴方の歩き方、足音を殺して歩いてる。」
木手「なるほど。それだけでわかるとは……余程テニスが好きなようですね、真由美クン」
真由美「………。」
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跡部「気を付けろよ」
温泉まで恵利華を送り届けた跡部
恵利華「景吾くんは?」
跡部「………!」
跡部は最大限に目を見開いた。
不思議そうに跡部を見る恵利華
跡部「俺がベッドでどれほど我慢したと…」
恵利華「……え?」
チッと舌打ちをして方向を変えた。
跡部「俺様が触れるまで隙をみせるんじゃねぇぞ」
30分後に戻ると合宿場に戻った。
恵利華「…隙なんてみせないわよ」
『ちゃぷん』
恵利華「ふぅ…」
『ちゃぷん』
真田「はぁ…」
恵利華「…………え?」
真田「…………な!?」
恵利華「……………。」
真田「………………。」
「「…………。」」