36.合同合宿12~小さな愛の物語
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真由美「結局残ったのは幸村くんだけだね!」
相変わらず目をつぶって的確にボールをとらえる幸村
真由美「少し話していいかな?」
幸村「いいよ。俺も君と話したかったから」
真由美「そっか」
ストンとその場に座る真由美。
真由美「あーあのね、恵利華、幸村君に話したんだよね?美並部長の事!」
幸村「あぁ…聞いたよ。とても残念だね。胸が痛いよ」
真由美「うん…。でも素敵な人だったよ。それでね、幸村くんは美並部長に似てるなぁーって!雰囲気がさっ」
幸村「それで恵利華はデートを了承してくれたのかな?」
真由美「えぇ!?デ……」
それは初耳だ。
やっぱり幸村くんは凄い…他の人とは違う。
真由美「って了承!?…したの?恵利華が?」
幸村「…恵利華はデートだと思ってないだろうけど」
真由美「あー…(恵利華ったら…)」
でも幸村くんはデートのつもりなんだよね?
幸村「俺はそのつもりだけど、でも今はいいんだ」
真由美「あれ?私、今声に出したっけ?」
声に出てたよと笑う幸村。
そうか、出てたのかと真由美。
幸村「あ、そうだ。真由美ちゃんは日本有数の病院の持ち主だよね?」
じゃあお世話になったんだね、と幸村
真由美「い、いやいや!わからないよ、うちの系列かどうか…」
幸村「きっとそうだと思うよ」
この世界は繋がっているよと幸村
真由美「そう…かな」
そうだと良いな。
奈央「…何をしているのかね、ジャックルくん」
桑原「……ジャッカルだ。だって入りにくいだろ、あの雰囲気!」
奈央「幸村と真由美…?何話してるんじゃろ」
桑原「すっごく楽しそうなんだ。何でこうなったんだ?」
奈央「う、ウチに言われても」
仁王「あの2人だと、大方恵利華の話じゃないかのう?」
奈央「ウチもそう思う……って仁王!」
わわわわとズリズリ足元を奪われ、滑っていく奈央
ガシッと細い腕が奈央を掴んだ。
仁王「大丈夫か?」
奈央「……もしかして柳生?」
仁王「……俺を何じゃと思っとるんじゃおまんは」
丸井「おーい」
切原「やっと着いたーっと思ったら木登りまでさせるんスよっ」
あれ?なんでこんなとこで止まってるんスかと切原
切原「あー、幸村部長だけ走ってな…」
急いで切原の口を押さえる仁王
幸村「みんな、そんなところで何をしてるんだい?」
真由美「あれ?奈央!?なんで?」
奈央「恵利華んとこにいたんじゃけど…練習みるの怖くなってこっちにきたんじゃ」
なぜか遠くをみている奈央
『ピーッ』
無人島に笛が鳴り響く。
この合図はきりのいいところで練習を終わらせるようにの合図だ。
奈央「じゃあウチ、ジェット機借りてくる!」
真由美「ジェット機…?い、行ってらっしゃい」
『タタタタタ』と颯爽と駆け抜ける奈央。
真由美「わたし達も戻ろっか」
「「イエッサー」」