35.合同合宿11~ライバル以上敵未満
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
恵利華「凄いわね、千石くん、ボクシングでもやってたのかしら」
手塚「単刀直入に聞こう。テニスはいつから始めた?」
ベンチの横に座る手塚。恵利華は髪の毛をかきあげた。
恵利華「覚えてないけど、練習した時間は誰より多い自信がある……かな」
手塚「並大抵の努力では、その実力は手に入らないと思うのだが……」
恵利華「だったら血をひいてるのかも。」
手塚「血を……なるほどな。ではもうひとつ質問をしてもいいか?」
恵利華「えぇ」
手塚「なぜ日本にいる」
恵利華「なぜ?……それは……」
手塚「答え難いならいいが」
恵利華「その内、わかると思うわ」
手塚「そうか。」
「お嬢さん」
恵利華「?」
忍足「真由美ちゃんしらん?そろそろUPしなあかんし、付き合おうおもて探してるんやけど」
恵利華「一緒に探しましょうか。じゃあね、手塚くん」
手塚「あぁ。引き止めてすまない」
忍足「手塚に口説かれてたんか?」
恵利華「なんで日本にいるのか……私ね」
忍足「悩んでるんか?」
恵利華「……うーん……」
忍足「(なんで日本にいるのか……?)姫さん、外国に住んでたん?」
「テニスしてたに決まってんじゃん!」
恵利華「和恵ちゃん!」
跡部「忍足、恵利華を口説いてんじゃねーよ」
そこであったのと和恵と跡部。
忍足「俺ちゃう。口説いてたんは手塚や」
俺は救っただけやと忍足。
跡部「手塚?」
和恵「いやいや!冗談だから!べーさんって意外にすぐに信じ「和恵!!」……え?」
恵利華「仁王く「すまん、和恵を借りる」?」
和恵「え!ちょ、仁王!?」
ズルズルと仁王に掴まれ引きずられる和恵。
忍足「何事や?」
恵利華「わからないけど…、ドラマでみた、かも……」
跡部「……?」
-----------
-----------------------
真由美「……」
ラケットを見つめて精神統一をしてる真由美。
奈央「……」
そんな真由美の横にそっと座った奈央。
奈央「あー!恵利華は強いね!ほんと……強すぎじゃ」
大きく背伸びをする奈央に、ホントに眩しいなぁと真由美が言った。
真由美「真由美、指を加えてみてるだけなんてしたくないよ」
奈央「うん」
真由美「自分の限界値を自分で決めるなんてしたくない」
奈央「そうじゃな」
真由美「だから、頑張るしかないんだよ」
奈央「真由美はもう十分っ」
言いかけて先程の言葉を思い出す。
奈央「真由美、この空、もっと蒼いと思わん?」
真由美「?どういう「真由美」ほえ?」
奈央「あ、恵利華」
恵利華「そろそろ真由美のUPかなと思って。」
真由美「ありがとう!真由美、頑張るよ!」
奈央「(仁王、ちゃんと話せたかな)」
和恵「仁王、どうしたの?こんな所連れてきて」
仁王「和恵、俺の事、好いとったんか?」
和恵「え!?い、いきなり何!」
仁王「ちゃんと、聞かせて欲しいんじゃ」
俺は、思い違いをしとったかもしれん
和恵「仁王の事……」
真剣な仁王に、和恵もつられて真剣な表情になる。
和恵「始めは、パートナーのつもりだったから、付き合ってるって思わなかったけど……一緒にいるうちに、好きに……なりかけてたよ」
仁王「っは……」
和恵「でも、上手く伝えられなかったね、ごめんね、うち……」
「仁王!!」
和恵「ブン太……?」
勢いよく飛び出した丸井に驚いた仁王。
丸井「仁王、どーいう事だよぃ」
仁王「和恵の気持ちを確かめとった」
丸井「気持ち?」
かめ「っ、あの…」
仁王「和恵」
和恵「な、なに……」
丸井「………」
仁王「過去にはしとうない。けど、困らせるのもわかっちょる。だからまた相応しくなったら伝えるぜよ」
和恵「うっ、あ、わかった……?」