35.合同合宿11~ライバル以上敵未満
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
恵利華「やられたわ」
ロッジに集合する4人
奈央「竜崎先生、ずっとウチらの事みてたけぇ」
ほら、ミクスドの大会もあったしと奈央。
和恵「でもなんで真由美が不二と試合?」
真由美「不二くん、天才って言われてるから……」
恵利華「彼のテニスにないものを真由美が引き出すかも?というのが目的じゃないかな?」
奈央「そうだね。不二のテニスはどちらかといえば蛋白じゃ。これは不二と真由美が試合するのも不味くない!?」
真由美「え……」
和恵「どっちにしろ、やられたって感じかぁ」
『コンコン』
「お前ら、少しいいか?」
奈央「跡部?」
和恵「どーぞ?」
真由美「ってみんな!」
ドアを開けると氷帝メンバーが勢揃いしていた。
恵利華「どうかした?」
鳳「先輩達はいつも俺たちの事を考えてくれてるんですね」
真由美「鳳くん……」
向日「今の話、聞こえてよ」
恵利華「あら、そうなの」
宍戸「(まぁ、聞いてたんだけどな)」
日吉「それって、俺たちの実力が不安にさせてるって事ですよね?」
和恵「それは違うって!!うちらはそういう意味でいったんじゃないよ?でも、だからってわざわざ青学の実力を底上げしなくてもいいかなと思っただけで……」
忍足「ドアの前でみんなで言うてたんや」
真由美「?」
芥川「心配させないようにもっともっと強くなろう!って」
奈央「ジロー!」
和恵「男らしいじゃん!」
跡部「お前らは俺たちを信じて全力で戦って来い」
恵利華「わかったわ」
真由美「ありがとう。真由美も頑張るよ!」
恵利華と真由美がラケットを持ち、力強く答えた。
早々にアップを始めた恵利華と真由美。少し遅れて奈央と和恵がロッジから広場に向かった。
大石「君達…」
和恵「菊丸とおーいしだっけ?」
菊丸「そうだにゃ。俺はエージでいいよん」
奈央「英二」
気まずそうな和恵とは対照的に笑う奈央。
手にはテニスラケットをもっていた。
大石「よかったら少し俺らと打たないかい?」
和恵「…野試合?」
菊丸「うんにゃ、それいいね。試合しようよ」
奈央「恵利華に許しを…って絶対許してもらえない。」
大石「君達の部長は…怖いのかい?」
奈央「きっと君達よりグラウンド走ってるけん」
菊丸「え!?それは厳しいね」
和恵「二重人格だね。どうする奈央~うち「「やりたい」」…え!?」
奈央「い~んじゃない?たまには内緒でこういうの」
和恵「よっしゃあ!野試合万歳」
大石「い…いいのかい!?」
「「「いーんだにゃ/いーの!!!」」」
大石「…こりゃ大変」
鳳「宍戸さんっ…あれ……」
宍戸「ん?なんだ長太郎……あ、あいつら…」
奈央「はぁあ!」
『パァァン』
大石「くっ……」
『…パァァン』
和恵「妙技!金魚すくい!!」
菊丸「うわぁ!?なにこの打球」
宍戸「なんで試合してんだ…?」
鳳「さぁ…?」