奈央「それにしても……遅いッ！」

和恵「遅い」



真由美「まぁまぁ」



奈央「全く！今日……何のために呼び出したんじゃ」



和恵「それは……あれじゃね？えー…」



恵利華「……。」



これから何が起ころうとしているか、どうして急遽部活が休みになったのかは、大方想像がつく。



4人が、どう生きていくか…だ。



恵利華「私達…ここに居ていいのかな？」



真由美「そ……それは…」



和恵「だ…大丈夫だって！」



奈央「………。」



♪～♪～♪～



♪～～



和恵「音楽？」



♪～～




真由美「あ…この曲って…」



奈央「……！」



恵利華「…あ……」




聞き覚えのある音楽が鳴り響く



そして…

勢いよく扉が開くと、そこにはー……






跡部「もう忘れよう～♪」


奈央「…あ…とべ」




芥川「昨日の悩みはいらない～♪」


真由美「…うん」




向日「明日は～♪」

宍戸「またすぐやってくる～」


和恵「そうだねっ」




忍足「そんな辛さなんて」

日吉「誰にでもあるさ」



恵利華「辛さ…」




跡部「ひとりきりじゃない」


「「！」」





鳳/樺「周り見渡したら～」


奈央「……。」




跡部「見えない～未来に」

忍足「脅えることはない」

日吉「怖くはない」

鳳「振り向かないで」

宍戸「あと少しの勇気があればいい」





「「（ここで過ごす…勇気）」」





跡/樺/向「終わらない世～界で」

鳳「涙を」


忍/宍/日「みつけたい答えを～」

鳳「拭って～」


真由美「（あ…いつの間に涙が…）」





跡部「両手広げ今すぐ受け止めたい」

「「ここから」」


跡部「全て抱きしめて」

芥川「今すぐ～」

向日「届けたい未来へ」

樺地「明日へ」





「「この願いを信じて～歩いて行くだけ～♪」」



恵利華「みんな…ありがとう…」

真由美「…よ…よかった…っ」

奈央「マジみんな最高！！」

和恵「ウケるし！！」



忍足「ウケてどないすんねん」



いきなりのプレゼントに反応はそれぞれだが、4人は安堵の表情を浮かべていた。