32.合同合宿8~それぞれの探索
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―離れロッジ
鳳「………。」
和恵「長太郎っ、ストップ!うちも行くから」
鳳「でも……」
和恵「行くから」
鳳「…わかりました」
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木手「跡部くんが表に出なくなったということは……いよいよ、氷帝、青学以外のテニス部潰しが本格化する」
幸村が代理リーダーになったので、何か問題が起これば幸村の責任になる……つまり氷帝としては絶好の隠れ蓑という訳だと話す木手
甲斐「あの樺地って奴を使って、色々仕掛けて来るんじゃねぇの」
木手「ええ、彼のあの目……只者ではないでしょう」
平古場「あの恵利華って女も怪しいさ」
「失礼します」
木手「…どうぞ」
鳳「話があります」
和恵「………。」
部屋に入る鳳とドアの後ろに隠れている和恵
鳳「跡部さんが大変な事になった今、みんなで協力する必要があります。これ以上の反目は止め、自分達と一緒に行動しませんか?」
平古場「おー、優等生の発言だな」
甲斐「お前は、本当に何も知らねぇんだな」
鳳「え?どういう事です?」
話の見えてこない鳳。
木手「そうですね、そろそろ頃合いでしょう。教えてあげますよ。跡部くん……いや、氷帝の陰謀をね」
和恵「(氷帝の……陰謀?)」
木手「全国大会に出場する有力校を集め、事故に見せかけてこの島に漂着させる……そして、氷帝にとって目障りな選手をケガさせたとしてもそれは不可抗力になる、全ては全国大会で氷帝が勝利する為の卑劣な策略だと。」
鳳「なっ、何を言うんですか!?」
木手「跡部くんに話を聞けばいい」
鳳「跡部さんは、今日一日安静です。話なんて聞けませんよ」
木手「おや?では我々が見た跡部くんは幻影だったんでしょうかね。彼は今朝、元気に動き回ってましたよ」
鳳「えっ……」
甲斐「自分の目で真実を確かめろ」
木手「とにかく、我々はキミ達と協力など一切する気はありません。お引き取り願います」
鳳「……わかりましたよ。勝手にしてください」
『タタタタタ…』
木手「…………。」
平古場「あの様子じゃアイツは何もしらないな」
甲斐「アイツが跡部に会いに行くとなると……」
木手「ええ、我々も行動を起こした方がいいでしょう。先手必勝ですよ」
和恵「………。」
鳳「…すみません、嫌な思いしましたよね」
和恵「長太郎のせいじゃないけど……もしかしてうちらの手におえる話じゃないかも」
鳳「どうすれば……」
和恵「恵利華は忙しいしね(真由美はなんか元気がないし……)」
「夕方じゃな」
和恵「!仁王……」
仁王「何か仕掛けてくるんなら夕方じゃろ」
和恵「うちも……そう思う。今から作戦練って、様子を伺って……」
仁王「まぁ、頑張りんしゃい」
鳳「………?」