31.合同合宿7~長い夜
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―食堂
幸村「みんな、もう知っていると思うけど跡部が毒蛇に咬まれて重態になっている。今回の緊急ミーティングは、その事で集まってもらった」
鳳「はい…」
芥川「跡部、大丈夫かな~…」
幸村「幸い、生命に別状はないらしいが、まだ動ける状態じゃない。しばらくは俺が代理で海側のリーダーを務めさせてもらうよ」
葵「了解です」
手塚「宜しく頼む」
幸村「跡部が大変な時に、余計なトラブルは避けたい。木手、キミ達も挑発する様な言動は止めて欲しい」
平古場「先に挑発してきたのは、そっちだろーよ」
奈央「………」
幸村「話を大きくしたのはキミ達だ。そこまで過敏に反応する必要はないだろう」
奈央「(幸村凄いな~)」
幸村「とにかく、こんな状態だ。全員のさらなる団結をお願いするよ」
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奈央「(なんか…食堂の方が騒がしい様な…まさか)」
甲斐「わかってねぇな、お前ら」
平古場「現に何人かケガした奴はいるだろーが」
鳳「いくらなんでも言い過ぎですよ!」
宍戸「ああ、こんな生活をしていれば、多少の危険はあるに決まってる」
木手「そう思わせるのが作戦だとどうして気付きませんかね。物分かりの悪い人だ」
宍戸「お前な!」
平古場「やるってのかよ?」
奈央「ちょっと!ストップ!」
鳳「奈央さん…けど、さっきの言葉は氷帝全体に対する侮辱ですよ」
奈央「(長太郎がこんなに怒るなんて……)…木手」
木手「事実を指摘しただけですよ」
宍戸「何が事実だ!お前らの勝手な推測だろうが!」
奈央「ちょっと、とりあえず落ち着いて…」
鳳「奈央さん。悪いけど引き下がれないよ。言っていい事と悪い事がある」
奈央「何言われたんじゃ?」
宍戸「長太郎、言う事ねぇ。こんな話、奈央に聞かせられっか」
奈央「亮……。とにかく、今、跡部が大変な時だから、仲間割れはダメ!」
平古場「別に仲間じゃないし…」
木手「いいでしょう、先程の事もありますので、今回はキミに免じて引き下がります。ですが我々比嘉中を舐めないで頂きたい。我々は人に動かされるのは好きじゃあない」
宍戸「(先程の事って……)」
『スタスタスタ……』
鳳「………。」
―ロッジ
恵利華「凄い汗…」
ベッドで眠る跡部
恵利華は額から流れる汗そっとを拭いた
跡部「あんまり心配そうな顔すんな。大丈夫だ。こんな事で俺がどうにかなると思ってんのか?」
少し休めば楽になるという跡部
跡部「恵利華の処置が良かったんだろうな。礼を言うぜ」
恵利華「ううん……あ、真由美にミーティングの内容聞いてくる」
跡部「あぁ」
恵利華「また来るから」
忍足「姫さん!大丈夫か?」
恵利華「えぇ。私は何ともない……どうしたの?」
忍足「何であんな危険な事したんや!一歩間違ったら、姫さんかて……」
恵利華「自然に体が動いたんだから……仕方ないじゃない」
忍足「自然に……やて?」
恵利華「…………。」