30.合同合宿6~バナナとマンゴスチン
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奈央「南~!」
南「……お前、なかなか恐いもの知らずだな。あの亜久津とよく物怖じせず話せるもんだ」
奈央「ウチ、誰とでも仲良く出来る特技もっとるから!」
南「それは羨ましいな」
奈央「あ、亜久津」
南「!」
海側へと向かう亜久津に気が付いた奈央
奈央「……怪しい」
『タタタタタ……』
南「あ…怪しい……?」
―浜辺
木手「来ましたか。では約束通り、この前のケリを……」
亜久津「てっきり撒いたと思ったんだが、……しつこいぞ、お前は」
奈央「亜久津!まさかケンカしようってんじゃ……前ってなんじゃ!?」
木手「キミが探索に行ってる間に、決闘をしようという話しになりましてね」
奈央「決闘…?」
木手「まさかとは思いますが、亜久津くん。彼女を使って、俺との決闘を避けてるんじゃないでしょうね。キミならこんな女子1人を撒くのは簡単なはずだ」
亜久津「こいつのしつこさは尋常じゃねぇんだよ」
奈央「………。」
木手「折角いい勝負が出来ると期待していたんですが……どうやら見込み違いだった様ですね」
亜久津「待ちやがれ!」
さっと石を投げた亜久津
木手は一瞬のうちにあっさりとかわし、亜久津のボディに一撃を食らわした
奈央「なっ…!ちょっと!」
木手「そういう手を使うのは相手を見てやった方がいいですね。やり方がヘタなんですよ。こうやらないと……ね!」
奈央「危ないっ!」
亜久津「!」
奈央「うっ…」
亜久津「おいっ!?テメェ………上等だ!やってやるぜ!」
奈央右肩に石が当たり、キレる亜久津
木手「すみません……キミに危害を与える気はなかったんですが」
奈央「ウチが自発的にやった事だから。それより……」
木手「……わかりました。この場は一旦引き下がります」
『タタタタタ……』
奈央「………。」
亜久津「バカヤロウ!何やってんだ!」
奈央「や、何って言われても……」
亜久津「チッ……テメェなんぞに助けられる羽目になるとはな……」
奈央「テニス……再開する亜久津に、ケガをしてほしくなかった。……ウチ、邪魔したようだから帰るけぇ」
亜久津「待て!ケガしてんだ、無理すんな」
奈央「これくらい大丈夫」
亜久津「……背負ってやる」
目を見開く奈央
奈央「そんな大袈裟な…」
亜久津「うるせぇ!黙っておぶされ!」
奈央「あ……うん…」
小日向「奈央さん!?どうしたんですか?」
河村「亜久津!?」
奈央「や、ちょっとケガしただけだって」
亜久津「………。」
水汲みをしていた河村と小日向と鉢合わせた。
小日向「で、でも……」
奈央「悪いんじゃけど、3人には言わんといて」
河村「奈央ちゃん……」
奈央「それより、2人して水汲みなんて仲良いね!」
河村/小日向「えぇ!?」
奈央「(冗談のつもりじゃったんじゃけど……ははっ)」
亜久津「行くぞ」
『スタスタスタ……』
小日向「奈央さん……」
河村「心配しなくても亜久津がついてるから大丈夫だよ」
小日向「信頼しているんですね、亜久津さんを」
河村「そうかな?ハハッ」