30.合同合宿6~バナナとマンゴスチン
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【海側】
跡部「恵利華、手塚と話をするが来るか?」
恵利華「あ、うん」
『タタタタタ……』
―離れロッジ
甲斐と辻本が話をしている。
森の方まで行くという甲斐
辻本「ほらほら、行きますよ」
甲斐「ちょ、ちょっと……ったく、あんまり離れるなよ」
辻本「はいっ」
甲斐「こーいう時の返事はいいんだよな……」
そして、ただ歩くのもヒマなのでしりとりをしないかと提案する辻本
甲斐「嫌だ」
辻本「だちょう」
甲斐「……お前、人の意見聞かないな」
辻本「言わないと甲斐さんの負けです」
甲斐「別に負けでいいよ」
挑発に乗らない甲斐。
まだ辻本とは打ち解けてないようだ。
辻本「うわ。なんか余裕ですね。こっちが負けた気持ちになります」
辻本の言葉に溜め息をつく甲斐
甲斐「(なんで凛は和恵みたいなちゅらさんがついて、俺は…)……うちなーすば」
辻本「?んじゃ、バドミントン」
甲斐「……終わってるじゃん」
辻本「あれ?こんなはずでは……甲斐さんの沖縄弁攻撃によって錯乱されました」
甲斐「なんじゃそりゃ(まぁ面白い奴だけどな)……!待った!」
辻本「?甲斐さん?」
甲斐「しっ、頭低くしろ」
辻本「?」
甲斐「あれ見てみろ。そっとだぞ」
辻本「跡部さんと恵利華さん……やっぱり絵になる…あれ?もう1人……」
甲斐「海側の大将と山側の大将、こんな所でコソコソ会うなんざ、後ろめたい事がなけりゃしないさー」
辻本「会話の内容までは聞き取れないですね」
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甲斐「よし、行ったな。すぐ帰って木手に報告するさー」
辻本「甲斐さん…?何だか歩き方が変ですよ。足引きずってませんか?」
甲斐「そ、そんな事ねぇって。気のせいだ!気のせい」
辻本「気のせいじゃないです。肩を貸しますから掴まってください」
甲斐「そ、そんなのカッコ悪いさー」
辻本「カッコいいとか悪いとかじゃないです!!」
甲斐「わっ!?びっくりした。怒鳴るなよ」
辻本「ケガを悪化させて全国大会に出られなくなってもいいんですか?意地を張るんでしたら全国大会で試合に勝つ為に張ってください」
甲斐「……そうだな。わかった。お前の肩、借りるさー」
ゆっくりと辻本にもたれかかる甲斐
甲斐「お前、ちっこいな」
辻本「そ、そりゃそうですよ」
甲斐「それに何か顔赤いぜ?重いんだったら正直に言えよ」
辻本「お、重いからじゃないです。その……甲斐さんが近くて……」
甲斐「えっ?あ、そ、そうか……」
辻本「………っ」
甲斐「あ―…その、ありがとうな」