30.合同合宿6~バナナとマンゴスチン
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丸井「和恵」
和恵「ブン太……あ、もしかして朝探してくれたりした…?」
丸井「千石にフラフラついていくなよ!危ないだろぃ?」
和恵「や…別に危なくは…(ないよね?)……そ、それよりマンゴスチンの木が見つかったって聞いた?」
丸井「マンゴスチンってあれだろ!トロピカルフルーツの女王って言われてる…」
和恵「言ってみる?(ニヤッ)」
丸井「決まってるだろぃ!」
『タタタタタ……』
―森
背の高い木に実が生っているのを発見した2人
丸井「木の棒で取れる高さじゃないな……ん?あっちにも似たような木があるぞ。見てみようぜ」
和恵「あ、うちここで待ってる」
丸井「?」
丸井が他の木を見に行った
和恵「さて……この程度の高さなら何とかなるよね」
木を見上げる和恵
そして……
丸井「待たせたな。あれは違う木だった………って、おい!?どこ行った?」
和恵「ブン太~っ!採れたよ~!」
丸井「お、おい!何やってんだ!危ないから早く降りろ!」
和恵「大丈夫だって!うち、木登り得意だしっ!」
丸井「んな事はいいから、早く降りろ!」
和恵「(そんな心配しなくったって…)うわぉっ!?」
丸井「危ねぇっ!!」
不意に目を瞑った和恵がゆっくりと目をあける
和恵「あ……」
目の前には安堵の表情を浮かべる丸井
丸井「バカ!何やってんだ!?」
和恵「や…あの……ごめん」
丸井「俺が受け止めてなかったらお前ケガしてたぞ!」
和恵「ごめんって」
丸井「無茶しやがって……」
和恵「あ…ありがと」
丸井「礼なんかいい。それより、もうあんな無茶はすんなよ」
和恵「気を付けるから……その……そろそろ降ろしてくれない?」
丸井「ダメだ」
和恵「うぇ!?」
丸井「俺を心配させた罰だ。しばらくこうしてろ」
和恵「……っ、あ、そだ!ほら、マンゴスチン!2個しかないけど採れたよ!」
食べ物でつろうとする和恵
丸井「マンゴスチンより、お前の方が大事だ」
和恵「なっ!?ブ、ブン太……うちもブン太に食べてほしくて……その…」
丸井「え?俺に?」
和恵「2つあるから……一緒に……って…」
丸井「和恵……そ、そうか…サ、サンキュ」
上目遣いになってる和恵の顔をみる事ができないのであろう、丸井は目を反らした
丸井「(和恵ってたまにすっげー可愛くなるよな……)」
和恵「だからさ……降ろして?(お姫様だっこは落ち着かん…!)」
丸井「ダーメ。それはそれ、これはこれだ」
和恵「も、もう……」
『バッ』
丸井「!」
恥ずかしさが限界を達した和恵は、腕を振り切って解放された
丸井「あ、耳まで真っ赤」
和恵「!」
『タタタタタ……』