30.合同合宿6~バナナとマンゴスチン
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トボトボと雑木林を歩く
真由美「お、温泉…」
そっとお湯に指をつける忍足
忍足「湯加減もちょうどええ感じやん」
真由美「露天風呂だ!」
忍足「どうや、一緒に入るか?」
真由美「ええ!?」
途端に赤く染まる真由美の顔
忍足「冗談や。けど、この温泉みんなで入れそうやな」
真由美「(冗談…)」
忍足「足元気を付けや。その先、岩の割れ目が…『ゴォォォオ……』!」
真由美「な、なに!?この音…地震!?」
忍足「いや、ちゃうな。この音、前に聞いた事あるで」
真由美「…え…?」
忍足「あかん!天ちゃん伏せて!」
真由美「え…?(な、何々!?)」
『ドサッ』
真由美「!」
真由美を庇うように忍足が上に被さった
忍足「じっとしとき!」
真由美「(侑士く…)」
『ドシャァアアア!!』
真由美「Σきゃ!?」
忍足「っ」
「天ちゃん………真由美ちゃん」
真由美「あっ…侑士くん…お湯…?」
忍足「良かった…大した温度やなかったな」
真由美「大した温度じゃないって……もし大した温度だったら…!」
忍足「天ちゃん……」
すっかり濡れてしまった忍足
真由美「…あ、ごめんね。庇ってくれたのにお礼も言ってなくて…!」
忍足「かまへんよ。心配してくれたんやろ?」
俯く真由美に忍足は優しく微笑みかける
忍足「間欠泉やな。お湯や水が一定期間で吹き上げる天然の噴水…ま、出てくるんは温泉やけど。それに天気もええし、服は歩いとったら乾くやろ」
真由美「……ごめんね、侑士くん…」
忍足「かまへんよ。帰ろか」
真由美「うん…」