29.合同合宿5~小悪魔の散歩
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芥川「丸井くーーん!和恵ちゃんいたよ」
丸井「和恵!」
和恵「あー……ご迷惑をおかけしました」
丸井「よかっ……」
菊丸「和恵ちゃんごめん!!見失っちゃって」
和恵「いや、うちが足すくんだから……大丈夫。それよりちょっと比嘉の様子見てくる」
丸井「おい、ちょっ……」
芥川「丸井くん」
丸井「なんだよぃ?」
芥川「和恵ちゃんは大丈夫だから」
丸井「…………」
【離れロッジ】
和恵「(あれ…何か話してる…」
平古場「しっかし、狭いよ、ここ」
甲斐「そう言うなよ、どこも同じさ」
平古場「へいへい。で、永四郎、なんか、わかったのか?」
木手「いや、まだ詳しい事までは掴みあぐねています」
甲斐「そうか」
木手「平古場くん、彼女は何もないのですか?」
平古場「な、何で俺に聞くんだよ」
木手「最近、彼女と親しくしてる様ですから」
平古場「別に……アイツが勝手にまとわりついてくるだけさー」
木手「甲斐くんも…バカンスに来てた子と仲がいいですね」
平古場「じゅんにか?」
甲斐「勝手についてくるだけさぁ!」
木手「2人共、少々仲良くするのは勝手ですが、あまり仲良くするのは…」
平古場「わかってるさー。でもそんなに警戒する必要はないんじゃないの?アイツは器用にスパイとか出来る様には見えないさ」
甲斐「確かに…な」
木手「変に庇いたてしているように聞こえますよ」
『ガシャン』
甲斐「ちょっと待て、誰だ?」
『ガチャ』
木手「誰もいませんね」
平古場「…………。」
木手「まず、全国大会直前に、この様な合宿が突然仕組まれた事が重要な要因です」
恵利華「(あら…?和恵ちゃんは?)」
離れロッジの前に和恵の姿はない。
恵利華「(何か話してる…)」
木手「詳細が明かされず招集をかけられ、この様な場所で何の為の合宿か、いまだもって不可解です」
平古場「それと?」
木手「さらに移動の為の船、及びこの島の管理は、あの氷帝の榊監督のものである事です」
甲斐「じゃあ氷帝の跡部は何か知ってるって事か?」
木手「まだわかりませんが、それが一番可能性が高いです」
平古場「しっかし、わからんのはその榊さんっていう人は今いないさー」
木手「他にもあの程度の座礁で最新鋭の客船がいとも簡単に沈没した事も怪しいでしょう」
平古場「そしたら、まだどっかにいるって事?」
木手「俺はそう思っています」
甲斐「でも何の為にそんな事するんだ?」
木手「考えられるのは、ただひとつ。全国大会に出場する他の学校を潰す事になる、とにらんでいます」
甲斐「けど、氷帝の選手もいるのに」
木手「ですが、現在リーダーとなっているのは跡部くんです。彼が氷帝メンバーのみを優遇する様な事をしていたら…」
平古場「怪しいのはわかったさ。で結局、跡部の尻尾を掴まないとダメと」
甲斐「山側のリーダーの手塚とも、何かコソコソしてるし」
木手「とにかく彼らの行動をよく調べる必要があるという事です。」
平古場「わかったさー」
恵利華「…………。」
『タタタタタ………』
甲斐「……で、彼女はどうする?」
木手「彼女には普段通り行動していただければ結構です。変に気付かれるとこちらのボロが出ます」
甲斐「そうだなー。」
To be continue...
2011/07/13