29.合同合宿5~小悪魔の散歩
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―滝
和恵「うわっ…結構な高さ」
ホントに向日は飛び込みをしたのか?と驚く和恵
平古場「ヤマトンチューには無理だろ」
丸井「何だよ、挑発的だな」
桑原「だったらお前らが飛び込んでみろよ」
言われるまでもないという甲斐に、木手が止めに入った。
木手「無意味な挑発に乗るのは避けるべきです。確かにこの高さから飛び込むのは多少危険が伴いますからね」
和恵「危ないんだったら、みてるだけでも十分涼むし」
丸井「いーや、ちゃんと飛び込んでやるぜ……………ジャッカルが」
桑原「おい、俺かよっ!……まあ、これ位の高さなら何とかなるだろうがな」
和恵「え?だ、大丈夫なの?」
桑原「任せとけって」
『タタタタタタ……』
和恵「へぇー、ジャッカルって意外に根性ある……」
平古場「永四郎が止めなきゃわんも……」
木手「何をむくれてるんですか平古場くん」
甲斐「お、あいつ着いたんどー」
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甲斐「あいつ、なかなか上がってこないぞ?」
和恵「え!?うち泳げんよ?」
丸井「大丈夫だって」
桑原「ぷはっ」
丸井「な、だから言ったろ。アイツなら大丈夫だって」
和恵「(信頼してるんだね)」
桑原「くそっ、失敗したぜ…ハァ…ハァ……」
和恵「…え?あんたいつの間に服着たの!?」
桑原「突っ込むのはそこじゃねーだろ」
丸井「ははは!和恵だもんな」
和恵「な、なによ!」
丸井「やけに息が切れてんなジャッカル。お前らしくねぇぞ」
桑原「うっかりパワーリストをしたまま飛び込んじまってな」
和恵「うっわ!マヌケ」
桑原「和恵…」
木手「ふん、やはり陸育ちの人間は軟弱ですね」
10キロの重り程度なら、1キロメートルは泳げるという木手
平古場「ああ、監督の無茶なしごき、思い出すぜ」
甲斐「全く、よく耐えてこられたもんだな、俺達」
桑原「……お前らの監督もなかなか非常識だな」
丸井「ああ、お前らに初めて同情する気になったぜ」
和恵「いや、笑顔で見守られんのもなかなかよ」
平古場「お前は関係ねーだろーが」
和恵「あるし!!下手すりゃ幸村より怖いし恵利華は!」
「「「え!?」」」
和恵「はっ…しまった!い、今のは内緒に……」
桑原「お前も結構ドジだな」
和恵「うっせー!パワーリストつけたまま滝に飛び込んだ奴に言われたくないし!」
大自然に笑い声が響いた。