29.合同合宿5~小悪魔の散歩
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奈央「は?て、天使…?」
山側で六角の生徒が奈央を囲んだ。
葵「そうです!噂にきく氷帝の天使!恵利華さんがそうなんですよね!」
佐伯「確かにそんな噂をきくね」
天根「何だか真由美さんはみたことがあるような…」
黒羽「気のせいじゃねーのか?」
天根「そうかも……。」
奈央「…その、天使に何の用じゃ」
葵「い、いや…!食事を一緒にしたいなぁ……なんて」
奈央「(どうやらウチの天使は論外みたいじゃな)その手に持つ用意は……バーベキューじゃな。ウチが天使をバーベキューに招待すればいーんじゃろ」
佐伯「お願いできるかな?」
奈央「御安いご用。じゃ15分後、海でいい?」
黒羽「お、おう。すまんな」
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真由美「わあ!凄いウニの量……」
奈央「美味しそうじゃ!」
葵「奈央さん!真由美さん!」
佐伯「じゃあ氷帝の天使って……」
真由美「え?て、天使…?(どうしよう……天根君に試合中失礼な事言ったらしいし…)」
部員に後から聞いたらしい
天根「天使に会いたかった。宜しく」
真由美「え……(覚えてない…?)」
真由美も試合中の失礼は記憶にないらしい
佐伯「やっぱり真由美ちゃんが天使だったんだね。そんな感じがしたよ」
真由美「あ、ありがとう?」
試合はできないと思った真由美だった。
黒羽「みんなが探してた天使の正体もわかった事だし、ウニバーベキューしようぜ!」
葵「そ、そうですね!」
辻本「跡部さん、お願いです!あたし、美味しい料理作りますから、このとーり!」
跡部「……仕方ねーな」
幸村「どうしたんだい?」
跡部「ハイキングに恵利華を誘うなら連れてって欲しいとお願いされてな」
幸村「ハイキング……面白そうじゃないか。俺も参加させてもらおうかな」
跡部「好きにしろ。これで参加者は幸村、観月、ジロー、不二裕太、そして辻本」
辻本「跡部さん…!」
幸村「後は恵利華を誘うんだね……あ、恵利華、ちょっといいかな?」
恵利華「えぇ」
辻本「幸村さんって恵利華さんと仲良いですね。いいなぁ…」
跡部「……さっさと準備しろ」
辻本「!はい」
恵利華「………。」
花畑にやってきた一同。
観月「これはまた……本格的なティーセットを揃えてきましたね。こんなものまで持ってきていたんですか?」
跡部「当然だ。なあ、樺地」
樺地「ウス」
幸村「はい、恵利華、気をつけてね」
恵利華「ありがとう」
跡部「少し冷ましてから飲め。恵利華には少し熱い」
恵利華「……ありがと」
辻本「あ、あの!恵利華さん、こ、これ!」
恵利華「……?」
観月「このカルパッチョ、あなたが作ったんですか?」
辻本「そうです!」
観月「見た目はともかく、味は満点ですね」
裕太「見た目ももうちょっと何とかしようぜ……」
辻本「ありがとうございます!あの、恵利華さん…」
恵利華「美味しいわ。私も料理とか出来たらいいんだけど……」
辻本「いえっ!恵利華さんは全っ然!料理が出来たら完璧すぎてあたし…」
幸村「ふふ……お弁当も、こういう所で食べると美味しいものだね」
跡部「ああ、空気もいいしな。合宿所だといつも潮くさい。それに辻本が騒がしいしな」
辻本「跡部さん!」
冗談だ、と跡部
芥川「ねー、これ何?」
辻本「スズキの一夜干しです」
裕太「こんなに崩れてたら何かわかんねーよな」
恵利華「崩れてても作れる方がいいじゃない」
裕太「!そ、そうですね」
観月「それにしても食後の紅茶の味まで満点ですね」
幸村「こんなにのどかなのは久しぶりだ……」
恵利華「(幸村くん……)」
芥川「zzz……」
辻本「起こしましょうか?」
跡部「いや、寝させといてやれ。こういう時間を過ごすのもいいもんだ。」
その時、静かに風がそよいだ。
恵利華「気持ちいいわね」
辻本「(風にそよぐ恵利華さんの髪の毛綺麗……)」