29.合同合宿5~小悪魔の散歩
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【山側】
真由美「丸井くん?どうしたの?そんなに汗かいて……」
はいと水を差し出す真由美
丸井「さんきゅ」
真由美「和恵はどう?」
真由美の言葉にむせる丸井
真由美「わ、大丈夫!?……恵利華がみてるとは思うけどちょっと心配で……それに丸井くん弟いるんでしょ?面倒見いいと思うし、何だかピッタリって感じで……」
丸井「……そうなんだよな。アイツ妙に面倒みたくなるっていうか…放っておけないというか……」
真由美「ふふっ、わかるよその気持ち」
和恵「(あ、いた。……真由美…?)」
丸井「そういや、祭りの日、どうしてたんだよぃ」
真由美「え……や…あ、あれは…」
丸井「さては男だな!」
真由美「え!ちょ、丸井くんっ」
和恵「(人見知りなはずの真由美があんなに……)」
邪魔をしてはなんだと思いその場を去る和恵
丸井「あ、そういや人見知りはなおったのか?」
真由美「……え?」
丸井「和恵から聞いた事があって、それでジャッカル達と祭りに行く約束してたから和恵達もって……」
真由美「あ、それで誘ってくれたんだ!ありがとう、大丈夫みたい。このお礼はまた何かするね、じゃあそろそろ戻るね!」
丸井「俺も戻るわ、さんきゅ」
和恵「………。」
仁王「なーに難しい顔しとるんじゃ」
和恵「仁王!」
仁王「……比嘉中の奴らと何かあったか?」
和恵「べ、別に順調だし(……そろそろどーにかしないとね)」
仁王「それか暑さでバテとるのか」
和恵「これくらいじゃバテないって!……暑いけど。うちの顔、そんなに怖かった?」
仁王「寂しそうな顔をしとったぜよ」
和恵「え……?」
仁王「まぁ何かあったら……と、なんでもなか。じゃあ辻本に呼ばれとるんで行くかのう」
和恵「………。」
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奈央「海だー!!」
亜久津「うるせぇ」
奈央「ノンノン!データによると、海を見るれば8割の人間は叫びたくなるそうじゃよ。だからこれは仕方ないんじゃ」
あ、でもあとの3人は叫ばないかも……と奈央。
亜久津「お前と話してるとたまに、頭が痛くなる」
奈央「そう?ウチは亜久津と話すの好きだけど」
亜久津「………。」
そっぽを向く亜久津
奈央「もしかして照れてる?」
亜久津「殴るぞ」
奈央「ちぇ。……あ、暇そうじゃな!それじゃ見回りとか、薪割りとか、何か作業せんと!」
亜久津「……ここに連れてきたのはテメェだろ」
作業はやりたい奴にやらせておけという亜久津
奈央はそうだったっけ?と首を傾げた
奈央「まぁその作業でこうやって過ごせとるんじゃし」
亜久津「……俺が誰かの世話になりっぱなしだとでもいいてぇのか」
奈央「そんな事はないけぇ。亜久津は自分の事は自分で出来るじゃろ?」
亜久津「当ったり前だ」
奈央「もちろん人に借りをつくるなんてあり得んよね?」
亜久津「当然だろうが」
ニコッと奈央が微笑んだ
奈央「だったら、ここで生活していくには、何か協力でもせんと、借りばかりつくる事になる」
亜久津「むっ……」
奈央「さっ、何か考えて作業するか!」
亜久津「チッ…!」
河村「どうやら亜久津は奈央ちゃんに任せた方が良さそうだね」
南「そ…そうだな(アイツすげーな…)」
感心する河村と南
向日「おい亮、みたか?奈央が亜久津と海に…」
宍戸「奈央の事だから心配だったんだろ?」
向日「な、なんでお前はそんなに余裕なんだよ!……仲いーのによ!き…気にならないのかよ」
宍戸「岳人……お前…」
向日「様子みてくる」
『タタタタタ……』
宍戸「………ったく」