28.合同合宿4~料理を作ろう
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―砂場
和恵「お!平古場凛、何してんの?」
平古場「何だ、お前か。別に縮地法の練習してるだけさー」
和恵「シュクチホー?」
平古場「あー、説明するのめんどくさいから見とけ。ホレ、俺の正面だ」
和恵「え?ここ?」
平古場「……ほっ!」
和恵「どあっ!?いつの間に…こんな近くに……!」
平古場「元々沖縄武術の歩行法なんだけどよ。テニスに使えるから練習してるんだよ。」
和恵「すごいすごい!それうちにも教えて!」
平古場「いやなこった。もう邪魔だ。あっち行け」
和恵「ちぇ」
【海側】憩いの場
奈央「(和恵はどこに……ん?)」
山側から海側へやってきた奈央
仁王と切原、柳生が木の周りに集まっていた。
柳生「おや、奈央さん。」
奈央「柳生、これは…?」
切原「ダーツしてたんすよ!仁王先輩の一人勝ちっすけどね」
奈央「へぇ…」
柳生は幸村の手伝い、切原は真田に呼ばれてる為、ロッジにもどった2人
仁王「お前さんもやってみるか?」
奈央「ウチ、ダーツはやったことないけぇ。」
仁王「難しいものじゃないから教えてやるぜよ」
ほら、とダーツを渡されると構えをとる奈央
仁王「足は肩幅程度に開いて、半身になる」
さっと近付く仁王
奈央「ほっ」
放ったダーツは勢いよく地面に突き刺さった
仁王「おー…でっかい的に当たったのう」
奈央「や、ウチは別に地球を狙ったわけじゃ…」
仁王「最初は誰だってそうじゃ。ま、機会があったらまた教えてやるよ」
奈央「さんきゅ!」
【山側】炊事場
手塚「ふむ、わからんでもないが」
橘「お前の責任感の強さはわかっている。だが、何事も行き過ぎはよくない」
手塚「なるほど……過ぎたるは及ばざるが如し……という訳か」
恵利華「どうしたの?」
手塚の眉毛がピクリと動いた
橘「いや、少し言動の硬さが気になってな。俺もお前も部長だからな、そういう意味で皆の手本にならなければならんのはわかる。しかし、厳しいだけでは人は動かないぞ」
手塚「わかってるつもりだが…」
恵利華「そうね…手塚くんは素のつもりでも、みんなをリラックスさせる為に、もう少しリラックスした姿をみせた方がいいわね」
手塚「難しいものだな」
恵利華「難しく考える必要はないと思うの。たとえば、休憩時間に趣味の事をやってみるとか…」
橘「趣味はなんだ?」
手塚「いくつかあるが……そうだな、ルアー釣りが好きだ」
橘「ルアー釣りをしろ、とまでは言わんが皆を萎縮させない為にも、お前が少しリラックスした方がいいな」
手塚「わかった。心掛けよう」
恵利華「ふふっ、手塚くん、テニスコートの件だけど、彩香ちゃんが縫ってくれるって」
手塚「そうか。助かる」
【山側】広場
不二「それじゃ、チップはそれぞれが持参したオヤツって事で異論はないね?」
越前「ないっすよ」
真由美「……?」
広場が盛り上がってるので、様子を観に行く真由美
忍足「天ちゃん」
不二「真由美ちゃんもポーカーする?」
真由美「え?」
机に広がるトランプをみる真由美
越前「ちょうど1人足りないし、混ざれば?」
真由美「じゃ、じゃあやろっかな」
ささっとトランプが配られる
真由美「………。」
手札はハートの2、3、4、ダイヤの5、スペードの5
真由美「(ハートで揃えばフラッシュだし、うまくいけばストレートフラッシュもあるかもしれない……)じゃ、2枚チェンジね」
そしてコールを宣言する4人
越前「8のスリーカード」
忍足「残念やったな。10のスリーカードや」
越前「ちぇっ」
不二「悪いね、ストレートだよ」
忍足「あかん、やられたわ。天ちゃんは?」
真由美「ストレートフラッシュ♪」
「「「え?」」」
真由美「おやつ貰っても良かったっけ?」
不二「うん、いいよ」
真由美「やった!4人で食べるね。ありがとう!」
『タタタタタ……』
越前「あの人……」
忍足「さすが氷帝学園が誇るプレーンや」
不二「やるね、真由美ちゃん」
嬉しそうに去ってく真由美。
その晩、4人は細やかなお菓子パーティーを開いた。
真由美「(侑士くんにもらったお菓子~♪)」
To be continue...
2011/05/28