28.合同合宿4~料理を作ろう
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【山側】
大石「問題はいくつかある。まずは地面の状態だな。クレイコートと比べるとでこぼこが多いし……」
手塚「イレギュラーバウンドが多過ぎてはラケットドリブルの練習には不便だろうな」
真由美「う~ん…でも、そこを利用して練習もできるよね!(侑士くんもやってたし)」
大石「ああ、壁打ちは木を使えば代用出来るとして……ボールが足りないのは……これはどうしようもないな。代用出来そうなものはないし」
小日向「あの、何のお話ですか?」
手塚「ん?ああ、テニスの練習の事でな、大石と相談している」
大石「今のままだと、なかなか練習がはかどらないからね」
小日向「なるほど、大変なんですね」
手塚「ボールを使った練習の回数は制限しなければならんな……」
大石「その分、基礎練習が重要だな。出来ればコートが欲しい所だけど」
真由美「うん。でもコートを作るには材料が足りないね」
手塚「しかし、大石。色々と手回しがよくなったな」
大石「ああ、部長のお前がいない間、副部長として色々と苦労したから」
真由美「ふふっ、あ!つぐみちゃん、何か困った事はない?」
小日向「い、いえ!」
真由美「……何かあったら遠慮なく言ってね!」
小日向「ありがとうございます(真由美さん周りを気にして凄いな……)」
奈央「あれは……」
仁王「………。」
奈央「(なんで海側の仁王が山側に…?)仁王ー!」
仁王「………。」
奈央「(寝とる…もしかして……和恵と何かあったんじゃろか…?)」
仁王「…お前さん」
奈央「わぉ!?」
仁王「こんな森の中にいる俺を見つけるなんて大したもんぜよ」
奈央「……えと、どうかした…?」
仁王「柳によるとデータ使い…だそうじゃのう。俺が今、何を考えてるのか当ててみんしゃい」
奈央「ウチのは推測じゃ」
仁王「…推測?」
奈央「根拠のない推測じゃ。人の潜在した力はデータでは計り知れんけぇ、ウチはウチのデータはあくまで推測だと思ってる。データ使いとしてはまだまだじゃって!」
仁王「ほう…」
奈央「でもウチは推測も無駄な事じゃないと思っとる。推測=可能性に近いもんじゃと感じとる。」
仁王「………。」
奈央「…でも、和恵の事ばっかりは推測してもわからん。」
仁王「……そうじゃな」
奈央「でもあの時、隣に居たのは仁王じゃ。綾小路から救ったのも仁王……。サンキュ、ウチの親友を救ってくれて!」
仁王「感謝される事はなんもしとらん」
奈央「そっか。じゃあウチは柳生にでも感謝してもらおっかな。のう、柳生!」
仁王「!」
柳生「ええ、仁王君の足止めありがとうございます」
仁王「…やられた」
柳生「恵利華さんが探してましたよ。……彼女、幸村くんのオーラに似たものを持っていますね」
仁王「………」
奈央「……(苦笑)」