28.合同合宿4~料理を作ろう
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奈央「よっ!越前リョーマ」
越前「あんた…」
奈央「ウチは奈央っ!それより、山菜探しに行くんじゃろ?俺…じゃなかった!ウチも行くけぇ!」
越前「勝手にすれば」
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奈央「食べられる山菜って、思ったより沢山あるんじゃな」
越前「確かに。食べてみると意外とうまいし」
奈央「けど、毒草もあるみたいじゃし、探す時は気を付けとかんと」
越前「わかってる。ちゃんと図鑑も持ってきたし」
奈央「お、やるじゃん!じゃけど、見つけてから調べると時間が掛かる。どうすれば効率よく……そうじゃ!」
奈央は図鑑を広げて越前に見せた。
奈央「まずは毒草を覚える。そして、毒草だけは採らないようにして、後は帰ってから調べる」
越前「へぇ…(この人、頭の回転が早い……)やるじゃん」
【海側】広場
辻本「あ、幸村さん」
幸村「やあ、辻本さん。何か用?」
辻本「幸村さんは、ついこの間まで入院してたって聞いたんですけど…」
幸村「うん、病気でね。でも、手術も成功したし、もう何ともないよ」
辻本「手術までしていたんですか。大変だったんですね」
幸村「そうだな。成功率もそんなに高くなかったし」
辻本「えっ!そんな難病だったんですか?」
幸村「そうみたいだね。ひどい時には呼吸をするのも苦しかったよ」
恵利華「…………。」
真田「恵利華?どうした、俯い……(幸村?)」
辻本「……大変…だったんですね。それなのに私、あんなに軽はずみに質問しちゃって…」
幸村「別に気にしていないから。今はこの通り、元気になったんだし。それに、病気のお陰で色々な事も考えたしね。」
辻本「色々な事?」
幸村「病院では様々な病気の人がいるからね。なかには俺よりも重い病気の人も……亡くなった人も多かったよ」
恵利華「……私、ルドルフの様子みてくるね!」
『タタタタタタ……』
真田「……?」
幸村「でもそう考えると、今こうして生きてるのが奇跡に思えてね。」
辻本「幸村さん……」
幸村「だから、何事にも後悔だけはしないでおこうって思ったんだ」
真田「(幸村……)」
【山側】
大石「そうだな……やはり一番いいのは広場だろう。他に適当な広さの場所はないし」
手塚「ふむ、妥当だな」
小日向「(何の話をしてるんだろう……?)」