27.合同合宿3~海or山
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【朝】
和恵「ねむ……」
まだ寝てる奈央を横目に、和恵は目を擦った。
恵利華と真由美のベッドは綺麗に整えられている。
きっと朝練だろうと和恵も仕度を整えて外に出た。
「和恵さん」
和恵「柳生…」
柳生「おはようございます。少々、頼みたい事があるのですが、よろしいですか?」
和恵「別にいーけど……」
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奈央「んあ……ってうち最後!?」
続いて奈央も外に出た。
奈央「あれは…………亜久津!」
亜久津「ああ?何だテメェは」
奈央「テメェじゃない、奈央じゃ」
亜久津「誰だっていいだろ。俺に構うんじゃねぇよ」
奈央「奈央じゃ、亜久津。覚えときんちゃい」
亜久津「チッ。遭難したのに元気な奴だな」
奈央「そーなんじゃ!」
亜久津「……殴るぞ」
奈央「ダメじゃって短気は。人間どんな状況でも笑える位の余裕はないとね。ほら、亜久津、笑顔じゃ、笑顔!」
亜久津「うっせぇ!馴れ馴れしいんだよ、テメェは!」
『ゴンッ』
亜久津の蹴りは近くのドラム缶にヒットした。
奈央「あ、こんなところにドラム缶が!これは何かに使えるな。亜久津、お手柄じゃ」
亜久津「うるせぇ」
奈央「ははっ!………ん?
な、なんで亜久津がここに…!?」
振り返ればもう亜久津はいなかった。
奈央「も、もしかして…!!」
『タタタタタタ……』
和恵「………。」
和恵「……で、頼みたい事って?」
柳生「仁王君を起こしていただきたいのですが……」
和恵「!柳生」
柳生「まだ仲直りしていないんでしょう?仁王君を頼みます」
和恵「ちょ…」
和恵「……別に喧嘩してるわけじゃ……。」
仁王「Zzz……」
和恵「はぁ………にお……。仁王、朝だよ起きて」
仁王「Zzz……」
和恵「起きてって!」
仁王「Zzz」
和恵「…おき………いや、起きないで…」
仁王「………。」
和恵「う…うち……」
『タタタ「和恵!」!』
駆け出す和恵を呼び止めた仁王
仁王「……すまんかった、恋人じゃなかったら、前に戻れると思っとった…」
和恵「いや、うちがその……友達って言ったし……」
仁王「和恵のせいじゃなか。焦っとったんじゃ。不安じゃった。和恵が俺じゃない誰かを応援するのが……」
和恵「そっ、か。うん、うん………。これからは敵になるけどさ、仁王とのダブルス楽しかった!」
仁王「そうじゃな」
和恵「またあの時みたいに楽しく…ね!じゃあうち行くから!」
仁王「すまんのう、柳生には言っておくけぇ。和恵、ありがとうな」
和恵「…それはうちもだよ」
『タタタタタタ……』
仁王「……はぁ〜っ……」