26.合同合宿2~男、跡部景吾
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ロッジ捜索中の跡部、樺地、宍戸、鳳、向日、幸村、柳、手塚、越前、切原、丸井、奈央、和恵。
日吉「恵利華先輩、寝てなくて大丈夫ですか?」
恵利華「ふふっ、もし倒れたらヒヨが助けてくれるんでしょ?」
日吉「また貴女はそんな事…俺は知りませんからね」
真由美「ヒヨったら」
日吉「笑わないで下さいよ」
恵利華「あ、仁王くん」
仁王「なんじゃ?」
恵利華「和恵は…」
仁王「……、」
恵利華「……何でもないわ」
仁王「俺達はこっちの方がいいんじゃ」
恵利華「仁王くん……」
和恵「おーい恵利華!」
恵利華「どうしたの?」
和恵「あ…跡部が中にって…」
仁王「………。」
恵利華「わかった」
『スタスタスタ……』
和恵「(なんだろ…この空気…)」
忍足「中、何かあったか?和恵ちゃん」
和恵「あ!いや…地図とロッジの鍵が」
真由美「じゃあやっぱり合宿所だったんだね」
忍足「せやな」
和恵「………。」
恵利華「もう!大丈夫って言ってるのに」
1人だけベッドを使うように言われた恵利華は少し不機嫌そうだった。
手塚「いや、安静にしていた方がいい。跡部もこのソファーで休んでいたらどうだ?」
跡部「俺様はいいぜ。恵利華、ゆっくりしてろ。また迎えにきてやるから」
奈央「ウチが迎えに行くけぇ!」
跡部「どっちでもいいだろが」
奈央「重要じゃ!」
恵利華「…わかった」
恵利華がベッドに入ると、一同は再び島の捜索を始めた。
忍足「あかん。誰もおれへんわ」
和恵「こっちもダメ。誰もいない」
手塚「そうか……先生方は、まだここには着いていないか」
跡部「まぁ、この島に辿り着いたのはほぼ間違いない。そんなに広い島でもねぇ。捜索していればいずれ出会うだろう。問題は……」
向日「問題?」
疑問を浮かべる向日。
そしてもう限界だと和恵が言い放った。
和恵「食料!!うちお腹すいた」
鳳「和恵先輩…」
奈央「いや、確かに手持ちの食料や水じゃ、もって今日一杯ってトコじゃろ」
木手「そうなると救助が来るのにどれ位の期間が掛かるかですね……」
不二「座礁した際に救難信号を出せていればいいんだけど……」
手塚「嵐に見舞われた事は送信されていると思うが……」
仁王「まあ、そう気になさんな。音信不通になっちょる訳だし、捜索隊が出るのも時間の問題ぜよ」
柳「そうだな。俺達は元々この合宿所で一週間の訓練を行う予定だった。」
奈央「つまり、一週間が過ぎても我々が戻らなければ……」
乾「何らかの事故の可能性もあると考えて、捜索隊が来る……と言う訳だな」
跡部「なるほどな……とすれば俺達がここで過ごす期間は……」
奈央「長く見積もって2週間。うまくいけば5日前後で救出されるじゃろ」
日吉「それなら、何とか全国大会には間に合いそうですね」
手塚「ふむ……妥当な見解だ」
真田「だが、2週間という期間は結構長いぞ」
幸村「そうだね。その間、自分達の手で食料や水を何とかしないと」
真田「精市、少々厳しい状況になりそうだが、体の方は大丈夫なのか?」
幸村「フフ……心配いらないよ。もう以前と体調は変わらないから」