26.合同合宿2~男、跡部景吾
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和恵「わー!すごい!」
バカンスやぁと腕をいっぱいに広げる和恵
切原「ほんとっすね!」
はしゃぐ2人に丸井が微笑んだ。
奈央「意外としっかりした合宿所じゃな」
大石「竜崎先生!いらっしゃいますか!?」
柳「……返事がないな」
奈央「誰もいないみたいじゃな」
一瞬静まり返ると、まだ踏み入れていない筈の茂みから足音が聞こえた。
木手「遅かったですね、皆さん」
先に着いていた比嘉中である
奈央と和恵の顔が強張った。
海堂「さっきから、勝手な行動ばかりとってんじゃねーよ…」
平古場「何言ってんだか。お前達がトロくさいから、俺達が先に状況を調べてただけさ」
甲斐「そういう事」
悪戯っぽい笑顔をみせる甲斐
和恵「はぁ……」
和恵はもはや溜め息をついていた
跡部「おい、お前ら……」
跡部の言葉に珍しく真由美が動いた。
真由美「跡部待って、まず先生方の安否の確認だよ!それで先生方はいた?」
木手「いえ、いませんね」
大石「そうか……それじゃ、先生方はどこに……」
甲斐「くたばってんじゃねぇの」
奈央「(もう…我慢できん!)」
奈央/海堂「「何だてめぇっ!その言い方は……へ」」
綺麗にハモり、お互い見合わす2人。
跡部「よせ、奈央!……相手にするな」
手塚「…海堂」
奈央「チッ…」
海堂「くっ…」
鳳「跡部さん。あのロッジ鍵が掛かっていませんでしたよ」
跡部「そうか。入ってみるか、手塚」
手塚「ああ」
奈央「ウチ達も行く!恵利華はそこにいて」
恵利華「わかった」
こうして奈央、和恵もロッジの中に入った。
『ガチャ』
奈央「ふーん…誰かがここを使用した痕跡はないね」
手塚「ふむ…先生方はまだ合宿所に到着していない様だな」
平古場「だっからよー、そう言ったさー」
手塚「………。」
跡部「ま、ここ一ヶ月程、この合宿所は使われてなかったらしいからな」
丸井「な…なんでそんな事を知ってるんだよ」
跡部「榊監督に聞いたんだよ。この島は榊監督のレジャーグループの所有地でな」
切原「あの氷帝の監督…そんな偉かったんすね」
柳「やれやれ、それもあってこの島を合宿所にした訳か」
和恵が何かを拾い上げた。
和恵「……あ、ねぇこの地図……島の地図じゃない?」
和恵の言葉に駆け寄る丸井と切原
切原「おー!さすが和恵先輩っすね!」
丸井「でもこの地図、殆ど何も描いてないぜ」
手塚「おそらくこの合宿所の案内図だろう。この近くの事は多少描いてあるが……」
和恵「この地図……」
奈央「和恵?なんかわかった?」
和恵「いや、何でもない(なんか……おかしい)」
奈央「………。」
越前「ねぇ、これ…」
出てきた鍵を不思議そうに持つ越前
跡部「そいつは他のロッジの鍵だな。」
乾「他の建物も調べてみた方が良さそうだな」
和恵「だね!……っと、ね、べーさんっ、恵利華をここへ寝かせててもいい?たぶん強がってる」
跡部「ああ」
手塚「恵利華を連れてこよう」
『タタタタ……』
切原「じゃあ外にでましょうよー」