26.合同合宿2~男、跡部景吾
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跡部「待たせたな。全員揃っているか?」
濡れた髪をかきあげ、何事もなかったかのように振る舞う跡部。
手塚「ああ、青学は全員無事だ」
柳「俺達も揃っている」
それに跡部のプライドが見え隠れしている事を知っているメンバーは、いつも通りに接する。
真由美「…マネージャーも全員いるよ」
立海は幸村、真田の代わりに柳が
そして恵利華の代わりに真由美が答えた。
跡部「……ん?おい、そこのお前ら!」
木手「……それは俺達に対して言っているのかな、跡部くん」
跡部「他に誰がいる。どこに行こうとしてやがるんだ」
和恵「…………。」
平古場「決まってるだろー。こんなトコにいつまでもいてもしょうがないんだからよ」
甲斐「お前ら海の事何もわかってねぇな。この島、潮が満ちたら沈むぜ」
真由美「沈…」
木手「だから、今の内に向こうの大きな島に移動するんですよ。わかりましたか?」
和恵「(はぁ…さて、どうすっかな~)」
跡部「この島が沈むにしても、まだ時間はあるだろうが。勝手に行動するな」
木手「おやおや、いきなり命令ですか」
眼鏡をくいっと押し上げ、挑発する木手
跡部「今、行方不明者の確認をしてるんだ。確認が終わるまで待ってろ」
そんな木手の挑発に乗るはずもない跡部
木手「フン……まあいいでしょう」
【木陰】
真田「………。」
恵利華を寝かせ、心配そうに見守る真田。
幸村「…真田、少しいいかな?」
真田「な、なんだ」
幸村「真田がどう思っているか知らないけど……俺、本気だから」
真田「何の事だ」
幸村「……それならいいんだけど」
真田「………?」
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跡部「それで、いないのは誰だ?」
ゴホンと咳払いをして跡部が問いかけた。
奈央「先生方や、船長がいないけぇ…」
事の様子を伺っていた奈央が答えた。
小日向「………。」
越前「あれ?バカンスに行く筈じゃ…」
辻本「そのはずだったんですが……」
小日向「私は海堂さんに…彩夏は河村さんに助けて頂いて…ありがとうございます」
河村「と、とっさにね」
海堂「フシュー」
小日向「それより……」
奈央「大丈夫じゃって!お父さんはきっと、先生達が着いちょるよ」
小日向「あ…奈央さん、ありがとうございます」
辻本「つぐみ…」
幸村「結論づけるのは早いよ。ここに見当たらないだけだからね。遭難したとは限らないよ」
真由美「ゆ…幸村くん、恵利華の様子は…」
幸村「うん、目は覚めたよ。真由美ちゃんの処置のおかげみたいだ」
真由美「そうですか…良かった。奈央、私…」
奈央「…構わんけぇ、恵利華の所行ってきんちゃい」
真由美「ありがとう!」
走りだそうとする真由美の腕を掴んだ忍足。
忍足「1人じゃ危ないやろうから、俺も一緒に行くわ」
真由美「あ…危なくないもん」
不二「………。」
少し照れながら、真由美は足早に恵利華の所へ向かった。