朝、優雅に登校している4人組。


今日は氷帝学園中等部に入学。
他の生徒も新学期。



奈央「何組じゃろ？てか何組まであるかわからんのじゃけど」



真由美「みんな一緒になれるかな～？」



和恵「無理だろ。転校生全員一緒のクラスって聞いた事ないから」



真由美「う……そうだよね…」



それでもみんなの事が大好きな真由美は、同じクラスになれないかなと呟いていた。


恵利華はそんな真由美に微笑みかけ、帰ったらテニスできる所を探しに行こうと告げると、真由美は笑顔で返事した。



奈央「桜が綺麗じゃね～…」



桜のピンク色が私達の事を祝福してくれている気がした。



和恵「あ、あれって忍足と向日……？」



真由美「お……おは…」



忍足「お嬢さんら……制服…」



恵利華「私達、この学園に入学する事になったの」



奈央「宜しくな！」



和恵「よろしく～」



向日「お…おう」



真由美「お…忍足くん、おは…」

和恵「あー！！氷帝学園だ！本物っ！」


忍足「そない大声出さんでも」



恵利華「楽しみなんだよね」



和恵「まぁそういう事～」



真由美「うぅ……(明日こそ……！)」



忍足「そうか。ほな行こか」



和恵「おー！！」



恵利華「ふふっ」



奈央「ガックン！学校まで競争じゃけぇ！！負けた方がジュースね！」



『ダダダダダダ…』



向日「ちょ！反則だろ！」



『ダダダダダダ』



忍足「朝から元気やな。それより自分ら…あれからよう入学できたな」



和恵「できなくてもしたけどね～」



忍足「なんやそれ」



和恵「財力で！」



真由美「……今無一文が近くない？ι」



恵利華「まぁまぁ！」



楽しそうに学校に向かう一同に、これからどんな学園生活が待っているのだろうか。