向日「真由美……すげー奴だったんだな」



跡部「フン。行くぞ樺地」



樺地「ウス」



向日「だから先生達も真由美を注意しなかったのか…」



宍戸「それは別じゃねーか？」



忍足「まぁ先生達にも一目置かれてるってのはわかったわ」



奈央「ウチ、いつも普通に接とるけど…やっぱりすごい真由美は！」



恵利華「ふふっ！さぁて、明日から合宿だから今日は準備しなくちゃ！」



和恵「ハリキってるね～！うちも準備！準備！」



宍戸「お前ら授業」



恵利華「も、もちろん！授業も頑張るっ」



忍足「(姫さん珍しいな…)」



奈央「浮かれとる恵利華も可愛いけぇ」



こうしてあっと言う間に翌日を迎えた。
　






真由美「恵利華！おはよう！」



恵利華「気合い入ってるね」



真由美「当然っ！あとの2人、起こしに行かなきゃ…」



和恵「おはよ～」

奈央の「ウッス」



真由美の「和恵！？奈央！？起きたの？」



和恵「勝手に寝坊キャラにすんなっ」



奈央の「そういう真由美だって今起きたくせに～！恵利華は朝練してた」



真由美「う…そ、それよりっ！！合宿だけど…」



奈央の「各校のデータ収集及び、飛躍度の高い青学に注意」



寝起きとは思えない奈央の言動に、真由美は驚いた。



和恵「飛躍度まで計算してたの？すみに置けないね～」



恵利華「ふふっ、確かにこの合宿、各校の実力を知るチャンスでもあるけど、氷帝の力を晒す事にも繋がる。でもそれは皆も承知の上…だから問題は…」



真由美「“刺激”…だよね？」



恵利華「うん。刺激を多く得る程人は成長する」



和恵「…それだと恵利華、恵利華は越前リョーマと試合しない方がいい」



恵利華「和恵ちゃんがそう言うなら…そうかもしれないな」



真由美の「この合宿……ただ事じゃ済まないね！」



和恵「あれ？こういう時に使うんじゃなかったっけ？“勝つのは氷帝”って」



和恵の言葉に笑みを浮かべる3人。



「「「間違いないね！！！」」」




声を揃えると、それぞれ荷物を持ち家を出た4人。


これから長いようで短い合宿が始まる。




To be continue...
2010/11/15