03. clover house
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和恵「てかさ、奈央ってさ全然知らなかったんだね~」
少し呆れてる和恵。
しかし、彼女達にとって、お金や地位目的で近づいてくる人達があまりに多いので、何も知らない奈央は珍しい。
恵利華「奈央は分け隔てなく付き合ってくれるから嬉しいな。これからもお願いだからそのままで居て…?」
恵利華の言葉に、バッと顔を上げた奈央。
奈央「!!天使……?」
真由美「……!!」
恵利華「ふふっ、エンジェルもそうでしょ?」
真由美「もももちろん!!」
奈央「は?真由美が天使…?恵利華は姫じゃろ、和恵は王子で…」
学校で呼ばれていた名前を思い出す。
なぜか真由美の記憶がないらしい。
和恵「王子言うな!!……真由美はともかく、じゃあさ、恵利華が姫って呼ばれてたのは知ってるんだ…」
奈央「うー…ん…お姫様みたいに可愛いからじゃろ?」
和恵「…ハァ、CLOVER解散しようか」
真由美「いやぁ!!」
奈央「く…clover……?」
どうやら影でクローバーと呼ばれていたことすら知らなかった様子の奈央。
真由美「ちょっと、みんな学校に遅れるよ?」
和恵「げっ!?もうそんな時間?」
時計をみると、みんながリビングに集まってから1時間半も経過していた。
すでに用意が終わってる恵利華と真由美。
慌ただしく用意する和恵と、なぜか冷静に用意する奈央。
和恵「っ!?…氷帝の制服スカート短すぎじゃね!?」
真由美「え?可愛いよ~」
ルンルンと嬉しそうな真由美。
和恵「………。恵利華は当たり前に似合ってるね~」
真由美「真由美は?」
和恵「あー…ね。うん、普通。」
真由美「聞かなきゃよかった…!!」
恵利華「あれ?奈央は?」
なかなか部屋から出てこない奈央。
和恵「おせぇ……」
真由美「まぁまぁ」
恵利華「でも車がないんじゃ遅刻しちゃうよ?」
和恵「置いてこーぜ~」
真由美「えぇ!?」
『ガチャ』
恵利華/真由美「……!?」
出てきた奈央に固まる3人。
和恵「何?その……眼鏡」
奈央「似合うじゃろ?」
恵利華/真由美「(乾みたいな眼鏡……)」
関西人なのにツッコまない2人。
和恵「……。バカじゃね?」
奈央「和恵もかけたいくせに~」
和恵「いらんし!……って奈央のせいで置いてかれた」
恵利華と真由美の姿はもうなかった。
奈央「いや、絶対ウチのせいじゃねぇ!それより……新学期かぁ…」
和恵「だね!新学期に入学なんて、ちょうどいいよね~」
走って2人の元に駆け寄る奈央と和恵。
彼女達が来た事により、歴史が変わろうとしている事は誰も知らない。
To be continued...
2007.11.05
載せ直し2023.03.26