24.間違いない
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真由美「は、花火綺麗だったね!」
忍足「せやな」
真由美「席も…有料だったよね、ありがとう」
忍足「ええよ、人混みは苦手やったしな」
真由美「……。(もう会話が続かないよ~)」
忍足「ふ…ホンマおもろいなぁ、天ちゃんは」
真由美「侑士くん?」
忍足「さっきの事…聞いてくれるか?」
真由美「うん」
忍足「さっきな話しかけてきた女の子…氷帝の子やねん」
真由美「綺麗な女の子だった。凄く怒ってたけど……」
もしかしなくても告白…だったよね
忍足「顔は確かにべっぴんさんやったけどな……あの子、全然知らん子やってん」
真由美「知らない子…?」
忍足「で、テニスが上手うて天才って呼ばれる俺が好きになったから、付き合って欲しいって言われたんや」
真由美「そ、そうだったんだ…」
忍足「跡部や姫さんのテニスみて、自分ではそう思うてないし、所詮は他人からの評価や」
真由美「…」
真由美もいつか…
侑士くんに思って貰える女の子になりたいな
テニスも…女の子としても……!
忍足「せやけどな、どうもあの子は他人の評価が大事らしいねん。俺自身やなくてな……」
真由美「侑士くん……」
忍足「だから、『顔も知らんし、他人からの評価だけで判断する子とは付き合う気はない』ってゆうてんけど……それがこの有り様や」
真由美「まだ少し赤いね…」
忍足「美人でもああいう子は願い下げやな。それに比べ、和恵ちゃんは可愛いもんやな」
真由美「ふふっ、侑士くんでも愚痴ったりするんだね!」
忍足「不思議やな。こんな事、あんまり話した事ないのに…」
真由美「え…」
忍足「ほな帰ろか。家まで送るし」
真由美「あ…ありがとう!」
少しは距離が縮まったのかな…?
―翌日
和恵「………。」
忍足「(姫さん、なんや和恵ちゃんの様子おかしないか?)」
休み時間、忍足が恵利華に話しかけた。
恵利華「デート…上手くいかなかったのかな?」
忍足「姫さん、誰かに聞くことは出来ひんか?」
恵利華「あ!私、幸村くんに聞いてみる。昨日退院したんだって」
宍戸「あいつ退院したのかよ」
忍足「なんや宍戸、いきなり大声出して…」
宍戸「だからか…恵利華、跡部が生徒会室に来いだとよ」
恵利華「え……侑ちゃん、一緒に来てもらってもいい?」
忍足「…ええけど(この反応…跡部昨日、姫さんに何かしたんか)」
『スタスタスタ…』
宍戸「……和恵」
和恵「へ?」
宍戸「いや、もう授業終わってるぜ」
和恵「げ。恵利華は?」
宍戸「忍足と一緒に生徒会し「亮ォォォオ」」
『バンッ』
勢いよくAクラスの扉が開く。
奈央「亮っ!ウチに黙ってデートなんて……酷いけぇ」
宍戸「な…デートってなんだよ!」
「やっぱり奈央ちゃんと亮って……」
「嘘だろ…!」
ざわざわと男子が騒ぎ出す。
奈央「相手は誰じゃ!?」
宍戸「昨日は長太郎と…」
奈央「長太郎!?亮…まさか長太郎と……!?」
あわあわと焦りを隠せない奈央に呆れ顔の宍戸。
宍戸「あのな、第一俺が誰とどこに行こうが勝手だろ?」
奈央「実はからかいに来ただけじゃったりして…」
宍戸「なんだよそれ」