24.間違いない
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24.間違いない
真由美「(ど…どうしよ……)」
侑士くんが女の子に叩かれて……
女の子は走って行って
あの女の子はだれ…?
真由美「………。」
そんな事より侑士くん!
思いっきり叩かれてた
何かタオルとかっ!
『タタタタタタ…』
真由美「侑士くん…!」
忍足「……情けないところを見られてしもたな」
真由美「そんなこと……あ、タオル…」
忍足「わざわざ濡らしてくれたんか。堪忍な。」
真由美「………。」
忍足「………。」
どうしよう…
何を話したら…
忍足「花火が始まるさかい、行こか」
真由美「あ…うん…」
話して……くれるかな…?
恵利華「ここは…」
跡部「俺の船だ。」
港についた2人
跡部は船を用意していた。
恵利華「暗くなってきた。……凄く綺麗…」
船から景色を眺めている恵利華。
跡部「………。」
そんな恵利華をまじまじと見つめる跡部。
辺りは薄暗くなり、建物のライトが綺麗に光はじめた。
恵利華「東京は夜景が綺麗ね。昼間は大きなビルばかりだと思う事が多いけど…!」
跡部から注がれる、優しくも温かな視線に気がついた恵利華
跡部「恵利華は夜景にも負けてねぇな」
恵利華「…景吾くん…?」
俺の心に自然に溶け込んでいた恵利華。
いつの間にか俺の心の奥には、恵利華に対する女とは違う感情が芽生えてた。
あまりにも自然溶け込んできたこの感情に、俺自身が気付かなかったのかもしれない。
恵利華「私ね、テニスで世界一になるまでは…」
跡部「ああ。恋なんてしない…だったか?」
恵利華「あ…う「関係ねぇな」!」
恵利華が何を考えようと、気がつけば恵利華の事を考えている俺がいる。
恵利華がいくら夢を追っても、恵利華を目で追う俺がいる。
跡部「その夢ごと…俺が守ってやる。」
恵利華「私、守ってもらう程、弱くな『ヒュ~……バンッ!!』っ!」
夜空に大きな花が咲く
恵利華の目の前には…
跡部「目、閉じろよ」
恵利華「どうして…強引なのっ」
跡部「あーん?自分に正直なだけだ」
真っ直ぐに恵利華の目を見る跡部の姿。
恵利華「花火は…」
跡部「んなもん今度いくらでも見せてやる。」
吸い込まれそうな跡部の目に、しっかりと恵利華の姿が映し出された。
恵利華「ま、待っ『っ』…!」
2人の時計が止まった。