和恵「仁王！凄いね！」



仁王「射的は得意じゃからのぅ。でも景品はお前さんに随分と片付けられてしもうたの」



和恵「だって仁王そんなにお菓子食べたいでしょ？」



仁王「どうだかの～、こうみえて、お菓子好きかもしれんよ」



和恵「うちにも情報与えてくれないんだ。……友達なのに」



仁王「………」



和恵「え……あ、違った……ははは」



仁王「花火の場所取りに行くぜよ」



和恵「あ……う、うん！」





奈央「夜店で食べるお好み焼きは格別じゃな！」



向日「確かに一味違うよな！」



奈央「まぁ広島焼きには負けるけどな！」



向日「…奈央、ジローの事サンキューな」



奈央「いや、大した事はしとらん」



向日「お前のそういうところ良いと思うぜ！」



奈央「だーかーら！誉めたって何にも………真由美？」



向日「え？」



奈央「真由美が男の人に……ちょっとごめん！」



向日「奈央！？…ったく」
　



奈央「真由美ー！コラァ貴様ー！！離しんちゃい！！」



「うわぁ！？」



真由美「な、奈央っ」



わぁと奈央に抱きつく真由美。

どうやら男に絡まれていたらしい。



奈央「ったく！今時の若い者はすぐそれじゃ！」



向日「お前の方が若いだろ！」



奈央「それより真由美、怖かったじゃろ？相方は？」



真由美「あ、侑士くんは、はしまきを買いに行ってくれてて……もう大丈夫！ありがとう」



奈央「(忍足と来てたのか…)忍足の所、一緒に行こうか？」



真由美「あ！大丈夫！真由美が行ってみるね！ありがとう」



『タタタタタタ…』



奈央「(大丈夫か…？)」



向日「奈央…怖くなかったのか？」



奈央「え？全然！友達傷つけられる方が嫌だしね」



向日「そっか」






真由美「(侑士くん……どこ…？)」


はしまきの店に辿り着いたものの、忍足の姿は見えない。



真由美「もしかしてすれ違………あ！」



木の陰に忍足の姿を発見した真由美。



真由美「(何であんな所にいるんだろ……女の子……？)『パシンッ』え……」






「………っ」

『タタタタタタ…』


忍足「…………。」





真由美「(どうしよう…)」



侑士くんが…女の子に叩かれた……






To be continued...
2010/10/12