真由美「(どうしたら侑士くんは、真由美の事をみてくれる…？)」



『ﾌﾞﾙﾌﾞﾙﾌﾞﾙﾌﾞﾙ』



真由美「(メール…！もしかして侑士くん！？)」



『真由美！元気にしてるか？丸井だけど、明日お祭りがあるの知ってっか？良かったらみんなで一緒にどう(*^o^*)？和恵も誘ってんだけど……返事待ってるぜぃ☆』



真由美「わわわ！え…お祭り…？」



『ﾌﾞﾙﾌﾞﾙﾌﾞﾙﾌﾞﾙ』



真由美「ま…また…！」



『やぁ、こんにちは。青学の不二です。いきなりでビックリしたかな？ごめんね。突然だけど明日一緒にお祭りに行かない？』



真由美「(どうして不二くん…！)『ﾌﾞﾙﾌﾞﾙﾌﾞﾙﾌﾞﾙ』きゃ！」



『ジャッカルだけど……明日テスト終わったら暇か…？暇なら…』



『ﾌﾞﾙﾌﾞﾙﾌﾞﾙﾌﾞﾙ』



真由美「もうっ！誰よっ！」



『忍足やけど……今どこおるん？』



真由美「ゆ…侑士くん！？」



『中庭の……隅っこ』



真由美「(もしかして、探してくれてたりする…のかな)」



『ﾌﾞﾙﾌﾞﾙﾌﾞﾙﾌﾞﾙ』



『そっか。もし放課後用事とかなかったら、一緒に帰らへん？』



真由美「侑士くん……」



『帰る！！下駄箱で待ってる』



真由美「………。」




　
【放課後】



和恵「…あれ、ジロー？」



芥川「和恵ちゃん！」



下駄箱で鉢合わせした2人。



和恵「な、なんか久しぶりだね？どうしたの？」



芥川「和恵ちゃん、テスト頑張ろーね！」



和恵「テスト？あー…うん」



芥川「へへっ、じゃーね！」



和恵「なんじゃそりゃ」





向日「さすが奈央だな！すっかり元通りじゃん！」



忍足「奈央ちゃんがどないしたん？」



向日「とにかく！凄いんだって！それより侑士、今日勉強教えてくれよ！今からマック寄ろうぜ」



忍足「堪忍な岳人。今日は約束があるんや。…あ、天ちゃん帰ろか」



真由美「あ…うん」



向日「なんだよー！お、奈央！」



奈央「よっす！上手くいったようじゃな」



恵利華「奈央」



奈央「恵利華！跡部に何もされなかった！？」



宍戸「なんだよそれ」



恵利華「ふふっ、何もされてないよ？」



奈央「はぁ～…出来る事ならウチがお嫁さんにしたいのに」



跡部「…恵利華、奈央には気をつけろよ」



恵利華「ん？」



宍戸「奈央！そんな事より明日のテストで赤点取るなよ！」



奈央「任せんちゃい！」



やけに自信満々の奈央に、宍戸は驚きの表情だ。



向日「奈央っ、どっちが点数良いかでジュースかけようぜ！」



奈央「ノった！！ウチに勝負を挑んだ事を後悔するんじゃな！」



恵利華「じゃあみんな明日ね」



テストが明日に迫っている為、今日は誰も寄り道をせずに帰る事となった。



奈央「また明日！恵利華～！一緒に帰るの久しぶりっ」



『スタスタスタ…』