23.夏模様
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和恵「ちょ、何このメール!」
23.夏模様
忍足「いいんや、和恵ちゃんはこのくらいしなな」
和恵の携帯を取り上げ、昼休みに教室で騒ぐ忍足と和恵。
和恵「こんな真由美みたいなメール送れるか!」
忍足「あ、堪忍な。もう送ってもたわ」
和恵「はぁー!?」
どうやらなかなか誘いのメールを送らない和恵にしびれを切らした忍足。
忍足「ほら、明日はお祭りやで。楽しんどいでや」
真由美「(あ、あれは…侑士くんと和恵…?)」
和恵の頭をポンポンと叩いた忍足は、廊下に向かって歩き出す。
真由美「………。」
和恵「こんなメールに返信なんて……あ、真由美?」
真由美「…!」
『タタタタタタ…』
和恵「え…」
奈央「和恵ー!明日のテストさぁ、……あれ?」
和恵「なんかさ、真由美変じゃない?」
奈央「真由美が変?…確かにここ数日」
和恵「うちが思うにオッシーと…」
向日「侑士がどーした?」
和恵「のぁ!?」
奈央「昼休み岳人と食堂に行こうって言ってたんじゃ!」
向日「和恵もくるか?」
和恵「うち?いいや、『♪~♪~』!?」
向日/奈央「「…?」」
『タタタタタタ…』
『バタンッ』
和恵「恵利華!助けて!」
忍足「あ、返ってきたか?和恵ちゃん」
和恵「なんでオッシーもいんのさ!恵利華~!」
恵利華「落ち着いて和恵ちゃん」
跡部「あーん、和恵、黙ってろ。恵利華、ここ間違えてる」
恵利華「あら、ほんと」
和恵「うう~!」
和恵がバタバタと駆けてきたのは生徒会室。
数日前から跡部が恵利華の勉強をみていた。
忍足「ここ涼しいからな。昨日から昼休みはここにおるんや。そういや返事は…」
和恵「楽しみにしてるって…」
恵利華「いいじゃない!良かったね」
跡部「わざわざそんな事でパニクってやがるのか?」
和恵「違う違う!この後!!うち、お祭りに行った事ないし…第一、浴衣持ってない!」
忍足「『浴衣姿楽しみにしとる』…これは浴衣着てかなあかんな」
恵利華「景吾くん…何とかならないかな?」
跡部「…樺地、電話で取り寄せてもらえ」
樺地「ウス」
和恵「う…うち、あんまり可愛いのは嫌だからねー!」
恵利華「ふふ、ありがとう景吾くん」
何かと和恵の世話を焼く3人であった。