03. clover house
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真由美「ふぁ~あ……あ、おはよう恵利華。今日は朝練しなかったんだ」
朝の6時、リビングで鉢合わせた2人。
恵利華「うーん……やっぱり起こしてもらってたから起きれなかったわ。それより……髪の毛…」
真由美「はっ!?」
『タタタタタタ…』
恵利華「ふっ、ふふっ」
洗面所へ駆け出して行った真由美。
和恵「おはよー…恵利華、早いね」
恵利華「あ、和恵おはよう。てっきり和恵はお寝坊さんだと思ってたのに」
和恵「失礼な!うちだってたまには早く起きるよ~?」
恵利華「そっか……。」
和恵「…どうしたの?何か心配事?」
恵利華「いや…本当にこっちに来たんだなって思って…」
和恵「う……ん。うちもさ!朝起きたら、夢かもしれないって思ったけど……」
恵利華「けど…?」
和恵「朝から賑やかで久しぶりというか……なんか楽しい…し」
恵利華「うん、楽しいね!」
和恵「恵利華は不便じゃね?黒服もメイドもいないしさ~」
恵利華「慣れるんじゃないかな?私もみんなと一緒で楽しいよ!」
和恵「なら…いーけ「恵利華ー!!」∑奈央、うっせぇ!」
バンと扉が開き、勢いよく駆け出した奈央。
奈央「恵利華ー!!」
『ズサーッ』
恵利華「……え?」
いきなりのスライディング土下座に、びっくりの恵利華。
奈央「ウチ……いや私、恵利華がそんなに偉い人じゃと気がつかんくて、今までご無礼ばかり……!!」
恵利華/和恵「え?/は?」
奈央「知らんかったけぇ…恵利華の家系……世界規模のお嬢様だって…!!ウチ…いや、私…っ」
恵利華「い…家の事は関係ないし、私は私だし…?」
和恵「…何言ってるの?あんた」
奈央「和恵は黙ってて!今まで生意気な口ばっかり…っ、」
恵利華「いや、あの…」
和恵「………今更?ほらほら謝れ~!恵利華の笑顔の裏は絶対怒ってるよ~?笑顔で怒ってる人程、怖いモノはないよ~?」
奈央「うぇー…」
恵利華「………。
和恵ちゃん?」
和恵「っ!?…うっ……うん、ごめん」
真由美「あ…朝から何騒いでるの?」
奈央「真由美!!真由美も院長のお嬢様だと知らず……俺…いや、私…っ…」
真由美「え…?てか今更!?」
和恵「ほら、真由美も怒ってるよ~?」
懲りない和恵。
恵利華/真由美「和恵ちゃん?」
和恵「……っ…」
人は本気で怖い時は声が出なくなる。
和恵「(はー…びびったぁ…)」