22.それぞれの学校生活
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
恵利華「幸村くん、喜んでたね!」
跡部「あいつは恵利華1人で来て欲しそうだったけどな」
恵利華「そんなこと…。…あ!」
跡部「どうした?」
恵利華「このチラシ!お祭り……テスト終わってからだ」
跡部「みてぇだな。」
恵利華「………。」
跡部「…フッ、行ってみるか?」
恵利華「え!?ほんとう!?」
跡部「あぁ」
恵利華「わぁ~!真由美と奈央と和恵ちゃんも誘わなくっちゃ!嬉しいな~!」
珍しくはしゃぐ恵利華に跡部が目を見開いた。
恵利華「あとテニス部のみんなも誘って…「恵利華」?」
跡部「祭りだけどな、2人で行かねぇか?」
恵利華「え…?2人って…景吾くんと私?」
跡部「そうだ。…都合悪いか?」
恵利華「う、ううん!全然大丈夫だけど…」
跡部「そうか。じゃあ決まりだな。……っと、恵利華、浴衣持ってねぇよな?当日迎えに行くからその時に用意しといてやる」
恵利華「浴衣……似合うかな?」
跡部「あぁ。恵利華ならきっと似合う……と」
恵利華「ふふっ、ありがと。」
跡部「…恵利華、手貸せ」
恵利華「手…?」
恵利華の手をとり、跡部が歩きだした。
跡部「恵利華の手は小さいな」
恵利華「け、景吾くんのが大きいのよ」
跡部「あぁ、そうだな」
恵利華「もう…」
跡部「!(今、気が付いたぜ…)」
恵利華「景吾くん…?」
跡部「あぁ、悪いな。嫌か?」
恵利華「ううん…何かあった…?」
跡部「何でもねぇ。気にするな。(そうだ、何も気にする事なんてなかった)」
恵利華「それならいいけど…」
跡部「(この気持ちは変わらねぇんだからよ)」
恵利華「あ、着信和恵ちゃんだ…(とっていいのかな?)」
-----------
-----------------------
恵利華「………。」
和恵「いやー!ホントにごめんって!石追っかけてたらさぁ~!」
跡部「あん?石追っかけるだけで青学までくるかよ。どーせ1人で出かけて迷子にでもなったんだろ」
和恵「うち制服だから!ほら!制服!学校帰り!!」
跡部「………。」
跡部の車中、和恵は必死に弁解をしていた。
恵利華「まぁまぁ!部活がなくって体力が有り余ってたんだよ」
和恵「恵利華…。あ!幸村!元気だった?」
恵利華「ええ。もうすぐ退院するんですって」
和恵「おお!これで立海も賑やかになるね~」
ふと止まった赤信号。
和恵「あのチラシ…お祭り……?」
恵利華「みたいだよ?テストが終わった日だよ。……立海も同じ日にテスト終わるよね」
跡部「………。」
和恵「うち……さ、誘ってみようかな…」
恵利華「うん!それがいいよ!きっと喜ぶよ!」
和恵「そ、そうかな…」
恵利華「うんっ!すっごく楽しみ」
和恵「…?さすがに電話は…メールでもいいよね!?」
跡部「あーん?電話の方がすぐだろーが」
和恵「無理無理!」
恵利華「ふふっ」