22.それぞれの学校生活
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奈央「あー!超美味しい!やっぱりきみたまバーガーは最高じゃけぇ!」
宍戸「あのなぁ」
奈央「わかってるけぇ。こう見えてやる時は……亮?」
宍戸「……窓の外」
奈央「え?窓って…ええー!?」
クラスメイト「「「……。」」」
奈央「あいつら…」
宍戸「………。」
奈央「…亮、勉強しよ?」
宍戸「あ…ああ。(全然集中出来そうにないけどな)」
奈央「亮ってさ~…気になる人いるの?」
宍戸「はぁ!?」
奈央「ウチの友達?なんかよく見てる気がする……晴香とかさ」
宍戸「晴香?」
奈央「じゃあみーこだ!……え…もしかして男子!?そういえばよくみてる…」
宍戸「んなわけねーだろ!だいたい晴香ってのも知らねぇし、なんでこんな話になったんだ?」
奈央「亮って意外にモテるからね」
宍戸「………。」
奈央「ウチのクラスにも、亮の事いいって言う子いたけぇ」
宍戸「…ったく、そんな事はいいから勉強しろって」
奈央「そんな事!?可憐なる乙女の願いを…!」
奈央のくいつきに、バツが悪くなった宍戸は目を反らした。
宍戸「わかんねぇんだよ、その辺は」
奈央「え…」
宍戸「だから!その…付き合うだとかわかんねぇし、第一、今はテニスが大事だしな」
奈央「………。」
宍戸「な、なんだよ急に黙って。お前はいるのか?そんな奴は…」
奈央「え……え?」
宍戸「奈央?」
奈央「…あ、いやー!ウチ、亮より大人だからね!その辺は…ね!っもう!乙女になんて事を聞くんじゃ!」
『バシッ』
宍戸「なんだよ、乙女って!恵利華や真由美じゃあるまいし」
奈央「そうじゃよねー!………。」
宍戸「……?」
「あー!和恵ちゃん!君、どうしてこんな所にいるのかにゃー?」
和恵「え…菊丸……なんで?」
菊丸「それはこっちのセリフ!君、どうして青学にいるの?」
和恵「ここ青学!?うぇええー!!」
石を蹴飛ばしながら走っていた和恵は、いつの間にか青学に来ていた。
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菊丸「え?そんな距離じゃないのに、気が付いたら青学まで来てたなんて……もしかして和恵ちゃん悩み事か何かかにゃ?」
和恵「え…(意外に鋭い奴だな!)」
菊丸「俺で良かったら聞くよ?あ!あんなところにエムバーガー発見!ほら、行くよん!」
和恵「ちょ、ちょっと!」
菊丸「待ったはナシだよ~ん!早くしないと置いてくからね!」
和恵「強引だな!あんま絡んだ事ないのに!」
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和恵「…良く食うね。意外に」
菊丸「テニスしてなくてもお腹は減るんだよね!……で、和恵ちゃんは何に悩んでるのかにゃー?」
余程恥ずかしいのか俯く和恵。
和恵「あ、あのさ…付き合うってどーすればいいのかな…なんて」
菊丸「へ?」
和恵「え…だから、その……なんだ?…男女の…お付き合い?」
菊丸「…そんなの簡単じゃん!」
和恵「え!うそ!?」
ガタッと身を乗り出した和恵。
菊丸「デートして、美味しいモノ食べて、一緒に楽しいことすんの!」
和恵「一緒に…楽しい事?」
菊丸「そう!何でも楽しい事がイチバン!」
和恵「そっか…ありがとう!」