22.それぞれの学校生活
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「きゃー恵利華さん~」
「真由美ちゃん可愛すぎるー!」
跡部「………。」
樺地「テニスコートで、恵利華さんと真由美さんが打ち合いをしています」
跡部「…そうか」
跡部の変化を見逃さない樺地。
樺地には素直だなと和恵は感心していた。
和恵「恵利華は跡部と恋愛の話をするなんて思えないし、真由美は除外だな!」
うんうんと一人納得の和恵。
和恵「奈央は恵利華情報なら漏らさないけど、うちの情報はフィフティーフィフティーで漏らすな!」
樺地「和恵さん、3人ではありません」
「和恵ちゃんは自分の顔に自覚がなさ過ぎるC~」
和恵「え…じ……ジロー!?」
たじろく和恵にむくっとソファーから起き上がる芥川慈郎。
和恵「い…いつから…」
跡部「………。」
芥川「…和恵ちゃんは綺麗だから、もっと自覚した方がいいC~!みんな噂してる。最近、よく銀髪の男と一緒にいるって…」
和恵「…?」
芥川「それって…仁王の事だよね…?」
和恵「あ……えーと…」
芥川「俺、少し散歩してくる」
『スタスタスタ…』
和恵「(なんか…ジローの顔をみて言えなくなった)」
跡部「…和恵、さっきの元気はどうした」
和恵「うるせ!跡部なんて、さっさと恵利華に告白して振られたらいいさ」
跡部「アーン?意外だな。お前は恵利華に執着してる感じはしねぇんだがな…」
和恵「そういう意味じゃない!絶対無理だから!!」
『バタンッ』
『タタタタタタ……』
跡部「あいつ……」
『パァァン』
『パァァン』
「(忍足だ…珍しい…)」
「(忍足くん…カッコイイ)」
忍足「…………。」
恵利華「真由美、もうバテた?」
真由美「まだまだ!!」
『パァァン』
『パァァン』
忍足「(俺は今、どっちをみてるんや…)」
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跡部「…………。」
『パァァン』
『パァァン』
和恵「恵利華は跡部と恋話をするとは思えないし」
跡部「(どういう事だ…)」
樺地「………。」
跡部「(恵利華は、俺をどう思ってるのか……わからねぇ…)」
樺地「(跡部さん…)」
「あれー?慈郎くん、寝ないの?」
「はい!ポッキーあげるよ」
「慈郎くん……?」
芥川「(和恵ちゃん…)」
『ドンドンドンドン…』
『シュッ』
「「「キャー!奈央ちゃーん!!」」」
「奈央!ナイッシュ!」
奈央「任せんちゃい!」
場所は体育館、得意気にシュートを決める奈央に歓声が上がった。
「やっぱりここに居たのかよ」