03. clover house
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恵利華「…お腹が空いたわね」
和恵「うちもー…」
ソファーにもたれ掛かる2人。
真由美「真由美…何か作ろうか?」
恵利華/和恵「え!?真由美料理作れるの!?」
ガバッと起き上がる和恵。
真由美「一応ね!…何が食べたい?」
ピクリと反応した恵利華
恵利華「私、オードブルはね…」
真由美「ちょっと待てぃ!フルコースなんて作れません!」
オードブルと聞き、すかさず真由美が反応した。
そして、恵利華に聞いたのが間違いだったと呟いた。
奈央「お…オードブル…?」
和恵「hors d'oeuvre。前菜の事さぁ」
奈央「さすがお嬢様じゃね~」
和恵「うっせ」
真由美「ねぇ、もうハンバーグでいいかな?」
和恵「いーんじゃね?」
恵利華「あ、私洋風ソースね!」
真由美「……ケチャップだから」
恵利華「……え?」
真由美「ケチャップだからね!」
恵利華「……ん?」
首を傾げる恵利華に、奈央はなぜか関心していた。
和恵「恵利華、トマトソースの事」
ケチャップがわからんのかと驚いている真由美
恵利華「あぁ!トマトソース!真由美、トマトソース作れるの?凄いね!」
真由美「あの……現物みせてやろうか」
スタスタとリビングに向かう真由美に、和恵はドンマイと呟いた。
奈央「……でさ、部活の事じゃけど……」
真由美の作ったハンバーグを食べながら、話が進む。
恵利華「もう3年の4月か……もうすぐ都大会…?」
真由美「5月から始まっちゃうよね」
和恵「今更…うちらが女テニ乗っ取るわけにもいかんしね」
真由美「乗っ取るって…」
和恵「道場破りな感じがして嫌だ」
奈央「確かに、今まで氷帝の女テニが築き上げてきたモノを奪うのには変わりないけぇ。美並先輩の“約束”は、恵利華が部長である事が前提じゃけ、“奪う”って表現の方があっちょる」
真由美「そっか…そうだよねぇ~実力からいっても“奪う”って事になるか……それに…」
和恵「それに…?」
真由美「(恵利華は、同年代の女子と試合しても満足なんてしない…むしろ……つまんないだろうな)」
和恵「真由美?」
真由美「っえ!?」
和恵「何ボケーッとしてるんだか」
真由美「だって……」
恵利華「……?とにかく、その事は榊さんにお任せということで」
奈央「……もしかしてもしかしなくても…その為に真由美と打ち合い…?」
和恵「げっ!?そーなの!?」
恵利華「そろそろ寝よっか」
奈央/和恵「(否定しない!?)」
真由美「恵利華、明日は…」
恵利華「え?」
真由美「あ…いや!明日早いしね!寝よう寝よう」
奈央「…とか言って、真由美は明日緊張して寝れんじゃろ~!」
真由美「寝れるもんっ!」
真由美の反応に笑いつつ、みんなは各部屋に戻って行った。
そして疲れていたのか、すぐに眠りについた。