17.帰ってきたお嬢様【後編】
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恵利華「ふう…今日はこれで終わろっか。明日はミクスド大会だしね」
日吉「恵利華先輩、全然ミクスドの練習してませんが大丈夫なんですか?」
奈央「恵利華になんて事聞くんじゃ!」
日吉「今日も俺とラリーして…『ガバッ』へ!?」
恵利華「心配してくれてるの?ありがと」
日吉「だっだから抱き付かないで下さいっ」
奈央「亮!ラーメンでも食べて帰らない?」
宍戸「お、いいな!腹減ったしな」
真由美「(明日はいよいよ試合か…)」
綾小路「…侑くん、一緒に…」
真由美「忍足くん!い…一緒に…帰らない?」
忍足「せやな。明日の試合の作戦会議でもするか」
真由美「う…うんっ!」
恵利華「………。あ、あの景吾くん…」
跡部「樺地、帰るぜ」
樺地「…ウス?」
『タタタタタ……』
恵利華「………。」
日吉「跡部部長、今日様子が可笑しいですね。」
恵利華「うん…。」
日吉「気にしなくていいと思いますよ」
恵利華「ありがと」
【立海】
仁王「和恵、忍足の幼なじみはどうじゃ?」
和恵「どうって言われても……」
仁王「歯車は狂っとるじゃろ。お前さんらの」
和恵「どうだか。小娘ひとりに左右されるようじゃ、まだまだだね~!」
丸井「でも真由美は悩んでるんだろぃ」
和恵「いや、あれは単なる…(恋の悩み)」
丸井「単なる……なんだよぃ!」
桑原「真由美、なんか悩んでるのか?」
和恵「(なんかいろいろとめんどくさくなってきた…)」
仁王「和恵は何もされてないか?」
和恵「え…あ…大丈夫」
仁王「そうか」
和恵「(今まであんまり心配された事なかったから、びっくりしたぁ…)」
そして、翌日のミクスド大会を迎えた。
【ミクスド会場】
跡部「………。」
恵利華「………。」
鳳「ど、どうしたんですか、跡部部長と恵利華先輩…」
宍戸「異様な雰囲気が漂ってるな」
奈央「こんな事なら、まだ日吉と組んだ方がマシなんじゃない?」
跡部「チッ…恵利華、行くぞ」
恵利華「…忍足くんは…?」
跡部「………。」
奈央「亮、跡部の機嫌悪い理由って…」
宍戸「……激ダサ」
奈央「まぁ跡部はダサいとして、忍足は……?」
鳳「おかしいですね…何かあったんでしょうか?」
真由美「……椿ちゃんも…いない」
向日「今、綾小路の事はどうでもいいだろ」
日吉「もしかして、綾小路先輩と一緒にいるんじゃないですか?」
真由美「え……」
奈央「(確かにあの目、何かありそうじゃったもんな…)それならその内くるって!忍足だし!」
真由美「忍足くんだから……わかんない…」
向日「真由美……」
真由美「だって、忍足くんは優しいっ……誰にでも!だから…」
奈央「………っ。」
『タタタタタタ……』
鳳「奈央先輩!?」
宍戸「チッ」
『タタタタタタ……』
鳳「宍戸さん……」
日吉「あの人に任せとけば大丈夫だろ」
鳳「…日吉、どこに行くの?」
日吉「(ビクッ)」
鳳「恵利華先輩の試合?」
日吉「どこでもいいだろっ」
鳳「ふうん…。あれ、向日先輩…」
向日「侑士に電話してんだよ!このままじゃ、失格になっちまう!」
真由美「………。」