17.帰ってきたお嬢様【後編】
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忍足「…………。」
恵利華「…………。」
忍足「……姫さん、そないに見られたら小説読みにくいんやけど」
恵利華「ちょっと、2人きりにならない?」
和恵「っ!?(恵利華、まさか昨日の聞いて…)」
忍足「……わかった」
『スタスタスタ…』
和恵「(どうする?奈央に報告する…?)」
宍戸「あの2人、仲良いよな…」
和恵「あ…うん(忍足も一緒だから大丈夫か)」
綾小路「真由美ちゃん、おはよう」
真由美「あ、椿ちゃん、おはよう」
綾小路「真由美ちゃん、侑くんとミクスドっていうダブルスの大会に出てるんですって?」
真由美「あ、うん。誰かに聞いたの?」
綾小路「ええ、侑く……いえ、だ、誰かに聞いたの!真由美ちゃん有名だから…」
真由美「(今、忍足くんって……)」
綾小路「では、失礼しますね」
『タタタタタ……』
奈央「最近一緒に食べに来ないけぇ…」
買ってきたパンを両手いっぱいに奈央がやってきた。
真由美「そ、そうだね。」
和恵「よ!大量だね~!」
真由美「あれ?恵利華は?」
和恵「誰かさんの心抉じ開けに行った~」
真由美「…え?」
和恵「ほんと、真由美の事になると熱くなるよね~恵利華は」
奈央「ウチも恵利華に熱いけぇ」
和恵「奈央のは一方通行だから」
【裏庭】
忍足「話てなんや」
恵利華「もう一度聞いていいかな?忍足くんと椿ちゃんは本当にただの幼なじみなの?」
忍足「椿ちゃんは幼なじみやて何度も…」
恵利華「“椿ちゃん”は随分親しそうに接してるけど…それに比べて忍足くんは私達より気を遣ってる気がするの」
忍足「……姫さんには関係あらへんやん。なんでそこまで、俺に構うん?」
恵利華「貴方に構ってるんじゃない。」
忍足「なら、何で……危ない」
恵利華「え……『ガバッ』っ!」
『ガシャーン』
綾小路「本当に羨ましいわ、恵利華さん」
奈央「まぁね!恵利華はウチの自慢の友達じゃけぇ!ま、跡部っていうのが気に食わんけど」
2人、生徒会新聞を見る。
跡部「まだ見てやがるのか」
奈央「跡部みてるわけじゃないし!恵利華を見てるんじゃ」
綾小路「本当にお似合いね!跡部くん」
跡部「そ、そうかよ。後のメンバーはどうした?」
奈央「他のメンバーの居場所を聞いてどうするんじゃ。素直に恵利華の居場所を聞いたらいいじゃろ」
跡部「テメェ…まぁいい、さっさと居場所を教えろ」
奈央「知らん。和恵なら知ってるかもじゃけど、さて、跡部に和恵を見付けられるかな~」
綾小路「…恵利華さんならさっき侑くんと教室出ていく所みましたよ?」
跡部「…そうか」
奈央「……はぁ」
忍足「…大丈夫か?姫さん……」
恵利華「ええ…ありがと。(植木鉢…)」
忍足「
恵利華「………。」