16.帰ってきたお嬢様【前編】
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恵利華「………」
和恵「…ね、恵利華ってさ……恋した事、ある?」
昼休み、食堂に向かう途中に投げ掛けた和恵の質問に、恵利華は目を丸くした。
恵利華「テニスじゃ、答えにならない?」
和恵がうーんと考え込む
奈央「恵利華!!」
タタタと凄い勢いで食堂を走り回る奈央
真由美「ま…待ってよぉ…あ、椿ちゃん、大丈夫?」
綾小路「ええ。小さい頃よく侑くんと走り回ったから、これくらい大丈夫」
和恵「へぇ…あの人見知りな真由美とよく話せるようになったね」
和恵が椿に関心する
綾小路「ええ、少し苦労しましたが…」
真由美「∑ご…ごめんねι」
和恵「アハハ!あんた面白いね~!」
綾小路「そ、そうでしょうか」
奈央「やっぱ同じ人が好き同「あぁー!!」真由美!食事中は静かにせんといけんよ!ね、恵利華っ………恵利華?」
恵利華「え、あ、うん?」
奈央「やっぱり跡部との事がショックじゃったんじゃな!?うんうん!わかる!わかるけぇ!!」
和恵「食事中は静かに!!」
綾小路「ふふ、楽しいわね!いつもこんな感じ?」
真由美「だ…だいたい」
綾小路「そう。いいわね、こういうの…」
真由美「………?」
綾小路「皆さん、頑張って下さいね!」
部活中、タオルを手に応援する綾小路
奈央「すっかりマネージャーじゃねっ」
和恵「うちらマネージャーっていっても、らしい事はしてないしね」
遠くから見る2人
真由美「お、忍足くん、ダブルスだけど…」
綾小路「侑くん!」
忍足「なんや?」
綾小路「私、皆をみてたら、テニスしたくなっちゃった!教えてくれない?」
真由美「………」
忍足「……ええよ」
綾小路「やった!じゃあ部室から余ってるラケット取ってくるわ」
『タタタタタ……』
真由美「……はぁ」
向日「なぁ、このベストカップル見てみろよ!2位!」
奈央「え?2位…………ぷっ、アハハ!和恵~」
宍戸「アハハハハハ!!跡部と恵利華が目立ちすぎてわからなかったぜ!」
和恵「呼んだ?…………ええぇ!?」
跡部「騒がしいな。どうした?」
奈央「いや、和恵と榊先生が2位じゃけぇ!」
向日「アハハ!やるなぁ和恵!おい、恵利華も見てみろよ」
恵利華「ああ、それね…」
どこか元気のない恵利華
跡部「そんなに嫌なのかよ、この記事」
恵利華「え?嫌じゃないよ?気にしてないから」
跡部「………そうか」
奈央「アハハ!あ、真由美!今日のご飯ね…………真由美?」
真由美「え?あ……ごめん、何?」
奈央「いや、ウチが作ろうかなって…」
真由美「………。」
綾小路「きゃ!ゆ、侑くん!早いわ!」
忍足「自分が手加減いらん言うたんやん」
綾小路「だ…だからって!」
奈央「………。」
真由美「あ、美味しいの期待してるね!」
奈央「任せんちゃい!」
恵利華「(真由美…)」
和恵「………。」
To be continued...
2009/10/22