16.帰ってきたお嬢様【前編】
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真由美「あれ…?忍足くんは?」
コートに戻った真由美達
宍戸「ああ、忍足なら綾小路に校内案内するって、ちょっと出ていったぜ?」
真由美「校内の案内…?」
向日「あいつ中学になった途端イギリスに行ったからなー。校舎とかわかんなかっただろーな」
真由美「そっか。」
恵利華「(真由美が散歩してた原因って、これか…)」
鳳「和恵先輩、大丈夫ですか?もう出てきて…」
和恵「ちょっと切っただけだって!それより、忍足とあの女の関係って何!?」
ドーンと効果音がついてしまいそうなくらいに堂々と聞く和恵
宍戸「関係つってもな…」
和恵「幼馴染の距離じゃないと思うんだけど。向日、仲良いんだし何か知ってるんじゃないの?」
向日「え…」
忍足「ただの幼なじみやて」
和恵「忍足」
跡部「もう案内はいーのか?」
忍足「ああ、まだ帰国したてで疲れてるみたいやから帰ったわ。それより、椿ちゃんの事で4人に迷惑かけてへんか?」
恵利華「迷惑だなんて思ってないよ」
忍足「そう言ってもらえたら助かるわ。」
奈央「もしかして椿ちゃんって友達…」
忍足「おる方ではない事は確かやな。」
恵利華「…なんかわかる気がする。私も友達、出来にくい方だったし…」
奈央「恵利華……」
和恵「話す相手くらいならなるって伝えといて?」
真由美「…真由美も!」
忍足「みんなおおきにな」
夜、リビングに集まる4人
真由美「私、恥ずかしい…!椿ちゃん、友達いなくって忍足くんに頼ってただけなのにっ」
和恵「女の嫉妬ほど怖いものはないね!」
真由美「う~ッ!」
真由美の反応に笑う恵利華と奈央。
『ピンポーン』
「「「え?」」」
こんな時間に誰だろうと4人
和恵「誰?」
「仁王じゃ」
和恵「は!?」
急いでドアを開けると本当に仁王が立っていた。
奈央「…何で仁王がここに…?」
仁王「…和恵の携帯が繋がらんき、気になって来てみれば、おまん今日怪我したんだってな」
和恵「携帯繋がらなくても普通神奈川から来る?」
仁王「今日、練習の日じゃし」
和恵「………」
仁王の言葉にそうだっけ?と和恵
真由美「約束してたのに忘れてたの!?」
真由美が和恵の方を振り返る
仁王「いや、約束はしとらん。俺がそういう気分じゃったんじゃ」
真由美「約束してないんかい」
和恵「あ、仁王お茶でいい?」
仁王「おう」
真由美「って自由か」
ツッコミまくる真由美。
奈央「このペア大丈夫か」
恵利華「なんか…凄いね」
2人はごゆっくりと部屋に戻った。
和恵「ま、ゆっくりしていきぃさ!」
真由美「(帰りの電車は大丈夫なんだろうか…ι)」
真由美の心配をよそに何故かトランプを広げ始めた。