03. clover house
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榊が所有するマンションに来た4人。
ここから新しい生活が始まろうとしていた。
03.clover house
奈央「このマンションじゃない?無駄にデカいけぇ…」
恵利華/和恵「え?普通でしょ」
奈央「……真由美……」
真由美「うん…普通よね」
奈央「……よし!レッツゴー!!」
ヤケになって一人突っ走った奈央。
白葉学園の資産基準値を大幅に上回る彼女達にとっては、このマンションは“標準”なのである。
『ガン』
奈央「痛ッ……なんでドア開かんのぉ!?」
ドアに激突した奈央。
彼女からすれば、近づけばドアは開くものだと思っている。
和恵「いや、これオートロックだから」
和恵が呆れてインターフォンを押すと、スッとドアが開いた。
奈央「こんな所にピンポンが…!」
恵利華「私達、榊太郎さんにお伺いして来たのですが…」
「お伺いしております。では最上階にご案内致します。」
奈央「最上階!?」
こうして、驚きっぱなしの奈央を連れて、最上階に向かった。
『ガチャ』
奈央「うわぁー!広いー!」
タタタと駆け出した奈央。
真由美「うっわー……」
カーテンを開けると夜景が一望できるリビング。
一軒家の真由美にとっては絶景である。
恵利華「ちょうど4部屋あるけど、どうする?」
各15畳ほどある部屋
奈央「部屋広ッ!ウチどこでもいー」
和恵「うちは奈央と隣じゃなかったらどこでもい~」
奈央「もう照れんでいい照れんでいい!ほんとは同じ部屋がいいくせに~」
和恵「………はぁ」
盛大な溜め息をつく和恵に、真由美がまぁまぁと宥めていた。
恵利華「じゃあここから、私、真由美、奈央、和恵の順ね!」
「「は…はい」」
結局恵利華が決めてしまった。
『コンコン』
真由美「はい?」
玄関からノックが聞こえた。