14.ボーリングに行こうよ
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恵利華「奈央」
真由美「お誕生日」
和恵「おめでとぉ!!」
『パァァン』
とある日曜日の朝。
今日は奈央の誕生日である。
奈央「おぉーさんきゅ!」
クラッカーを放つと周りが明るくなった。
真由美「さぁ、ケーキを切り分けよっか」
奈央「ケーキを切り分ける?……これだからお嬢達は…」
恵利華「え?ナイフとフォークで頂くんでしょ?」
和恵「切り分けないって…まさか丸いケーキ一人で食べる気!?」
奈央「お前ら……“誕生日ケーキ”の食べ方を教えてやるけぇ」
スタッと立ち上がり、フォークを人数分持つ奈央。
奈央「恵利華、ナイフはいらんけぇ!」
恵利華「え?」
キョトンと奈央を見上げた恵利華
和恵「まさか……」
奈央「そうじゃ!名付けて“ケーキ争奪戦Birthdayウチ”」
和恵「自分で祝っちゃうのが奈央よね~」
奈央「恵利華、真由美、ケーキ争奪戦に情けとマナーは不要じゃけぇ」
恵利華「わかった!」
真由美「頑張る!」
奈央「じゃあ行くけぇ!よぉーい…ドン」
『ピンポーン』
モグモグモグモグ『ピンポーン』モグモグモグモグモグモグモグモグ『ピポピポピンポーン』
和恵「!?
奈央「モグモグモグ
跡部「お前ら…」
忍足「………。」
宍戸「(すげー顔)」
鳳「……」
恵利華/真由美「「!?」」
恵利華と真由美のフォークが止まった。
跡部「お前ら……」
口にクリームをくっつけてる和恵。
髪の毛にクリームがくっついてる真由美。
鼻にまでクリームがついてる恵利華。
なぜかスポンジが頭の上に乗っかってる奈央。
たぶん和恵の悪戯だろう。
宍戸「ははっ!面白え!」
忍足「お嬢さんら…コントか」
鳳「そのままでは…連れて行けませんね」
笑う男性陣。
恵利華「ごほんっ!何かご用?」
急いでナプキンを使い、口回りを整えた恵利華をみて、真由美も鏡で確認をする。
跡部「あぁ…ボーリングにでも行かないかと思ってな。」
真由美「あそびの……誘い…?」
よく見ると4人は私服姿
「「「行くっ!!」」」
恵利華「私、遊びに誘われたの、初めて」
忍足「姫さんらは一目置かれてるからな」
和恵「おかなくていーのに」
宍戸「…無理だろ」
奈央「…亮、ボーリングって腕は大丈夫?」
宍戸「俺は左手で投げるから」
恵利華「ボーリングってな「あ~ボーリング…いや、重たいボールを使って10本のピンを倒すゲーム、楽しみだな~ッ」(あ、そんなゲームなんだ)」
恵利華がわからないという前に誤魔化した奈央。
真由美も面白そうと笑顔を浮かべている。
和恵「(奈央、ナイス!)じゃあ早く行こう!」
鳳「そうですね!」
足早にマンションを出た8人。