13.都大会~曇りのち晴れ
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【都大会当日】
宍戸「(昨日のバスケは、結局なんだったんだ…?)」
鳳「宍戸さん、アップの時間です」
宍戸「あぁ、わりぃな長太郎」
鳳「今日のミクスドの事、考えてたんですか?」
宍戸「さぁな」
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恵利華「真由美、アップいくよ?」
真由美「う…「待てや」え…」
忍足「俺も行くわ。危ないからな」
恵利華「……私、跡部くんのとこ行ってくるね」
『タタタタタ……』
真由美「恵利華〜っ」
忍足「…………。」
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和恵「あ!遠いのにご苦労様」
仁王「…眠いのう」
和恵「ね、真田もさ、参加してるってほんと?」
仁王「跡部に言いくるまれたようやのう」
和恵「ふうん…。……で、それ、何?ι」
仁王「答える前に和恵、身長は何センチじゃ?あと聞き手、癖、体重…」
和恵「まさかそれうちの……」
仁王「(ニヤッ)」
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奈央「…………。」
『タタタタタ……』
恵利華「奈央!」
奈央「恵利華…」
恵利華「太陽、曇ってるぞ!」
奈央「あの……跡部は?」
恵利華「え…跡部くんは真田くんと話してて……。そっち、大会本部だよね」
奈央「う……。俺さぁ…」
恵利華「奈央らしいっていったら奈央らしい…のかな。」
奈央「俺らしい?」
恵利華「うん。真っ直ぐな所がね!……マネージャーって何なんだろうね」
その言葉に奈央は真っ直ぐたってテニスコートを見つめた。
奈央「信じる事じゃろ!選手をね」
『タタタタタ……』
恵利華「信じる……か」
奈央は本部に向かって走り出した。
【男子試合会場】
一際ざわつく会場内。
揺らめく綺麗な青髪は人の目を引き付けるのに十分であった。
奈央「亮ー!!負けたら覚えとけ!!」
「「「!!」」」
ミクスドの会場にいるはずの奈央。
青髪をなびかせ、堂々と立った。
対戦相手の不動峰の選手も思わず振り返る。
宍戸「っ…!おいお前…なんでこっちにいるんだよ!」
奈央「その腕、俺が気付かんとでも思っとるんか?」
宍戸「いや……あのなぁ」
奈央「誤魔化せてないっつーの!!この試合に全力投球ね!棄権してきたけぇ」
宍戸「お前…」
鳳「奈央さん…宍戸さんの腕の事いつから…」
奈央「そんな事はどうでもいいけぇ、それより!!」
ガサゴソと鞄を漁る奈央。
そしてあるものを取り出した。
奈央「この試合…負けたら奈央汁ねっ!」
宍戸「これ…預かってろ。」
バッと何かを受け取った。
奈央「帽子…うんっ!!ウチここでみとるけぇ」
鳳「宍戸さん、行きましょう」
宍戸「ああ」
奈央「……」
『タタタタタ……』
恵利華「奈央!」
奈央「お、恵利華!ミクスド終わったの?」
恵利華「うん。私も一緒にみてる」
奈央「おう!」