『ドドドドドド…』



恵利華/真由美「｢………？｣」



真由美「もしかして、下のテニスコートに行った？」



恵利華「あの2人が…？珍しい……」



真由美「………。」



恵利華「………。行こっか(笑)」



真由美「うん！」



『タタタタタ……』




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『パァァン』



『パァァン』



奈央「ウチらってさ～ッ」



『パァァン』



和恵「え？」



『パァァン』



奈央「幸せ者じゃけぇ」



『パァァン』



和恵「まぁ…ねッ」



『パァァン』



奈央「あー！こんにゃろ！ラリーだけじゃって言ったのに」



和恵「それだけで満足しないのがうちらだから！ねー！恵利華、真由美っ！」



恵利華「満足なんてしてたら、上に行けないよ」



真由美「努力あるのみっ！」



奈央「お前ら…………今日は俺に着いてきんちゃい！」



和恵「いや、もう夜だ「｢奈央ーッ！！｣」うぇえ！？そんな中学生みたいなノリ………ってうちら中学生か！うぉぉぉおお！！」



真由美「ちょ！ラケットを振り回すのは禁止ぃ！」



『パァァン』



奈央「テニス最高じゃー！」



『パァァン』



恵利華「うん、最高！」



『パァァン』



この日、4人はくたくたになるまでテニスを楽しんだ。
　




翌日


「お、おいっ、あれ！」


「｢｢……っ！！｣｣」



奈央「なんじゃ騒がしい」



ノートをパタンと閉じ、声のする方向をみた。



恵利華「跡部くん、少しいいかな？」



跡部「…珍しいな。恵利華が俺様のクラスに来るなんてな」



奈央「恵利華〜っ！！！」



このクラスではポーカーフェイスな奈央。

今の一言で、殆どのクラスメイトが目を丸くした。



真由美「奈央、きっとあの事だよっ」



奈央「あの事って何じゃ！？俺は恵利華を嫁にやった覚えはない！！」



向日「どうしたんだよ奈央」



真由美「奈央ってばぁ～ッ」



和恵「……あんた、何してんの？」



「｢｢(和恵様ッ！？)｣｣」



真由美「あ、ちょうどいいところに。和恵、奈央を止めて～」



和恵「(めんどくせ～)……なんで？」



奈央「恵利華がミッキィのやつに…………！？恵利華は？」



和恵「さっき跡部と出てったけど？それよりうち、体がダルい。真由美、マッサージして」



固まってる奈央を押し退け、和恵が前に出る



真由美「都大会のオーダーが気になる」



向日「都大会のオーダーなんて、跡部が任されてるからなぁ。……俺も気になるけど。それより奈央、お前、今日変じゃねーか？」



奈央「誰が変じゃ！！真由美の髪の毛じゃあるまいし！」



真由美「真由美って変なの！？」



和恵「ま、どうでもいいことよ「良くないっ！」」



奈央「………。」



和恵「奈央、………宍戸とバスケでもしてきたら？」



奈央「おう！そうする！さんきゅ、和恵」



『タタタタタ……』



和恵「(苦労かけるね～)」